【ネタバレ・レビュー】『龍が如く4』 クリア。 面白かったけど、ラスボス戦のココが不満!

先日、『龍がごとく4 伝説を継ぐもの』をクリアしました。


初の複数主人公ということでしたが、桐生さん以外の主人公は全員が個性的で主人公格というにピッタリのキャラでした。
私は秋山駿がお気に入りです。性格と「CV:山寺宏一」が素晴らしい。山ちゃんは本当に色んな役が出来ますね。アンパンマンのチーズだったり、ブラット・ピットだったり。


今回は龍が如く4のラスボス戦について感想を書きます。
ネタバレを含むので未プレイの人は先にプレイしてくるのをオススメします。

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谷村正義が戦うラスボス、宗像征四郎が弱い! 性能もインパクトも……

龍が如く4のラスボス戦は、4人の主人公に対し個別のラスボスが用意されています。
基本的に面白かったし展開も良かったのですが、不満があります。

谷村正義が戦うボス、「宗像征四郎&精鋭護衛兵」についてです。
宗像は警察の副総監であり、ノンキャリながら叩き上げで上の地位まで上り詰めた大人物。
警察では伝説的存在でありながら、権力を利用して悪事に手を染めたことで谷村が倒すべき敵になりましたね。


この宗像がとにかく弱い。
性能もそうだけど、インパクトが薄い。
肉弾戦は護衛兵に任せて、宗像自身は遠くから銃撃してきます。
銃での攻撃をよけつつ護衛兵を全員倒し、宗像も倒せばクリアです。

宗像の攻撃方法は銃撃のみで、谷村が近づくと逃げます。これにより、護衛兵を全員倒したら逃げ回る宗像を追い回して殴るだけの戦闘になってしまいます。

ゲームカタログでも言われているけど、戦闘の熱さがほとんど無い!

 

龍が如くのラスボス戦といったら、苛烈な攻撃を繰り出してくるラスボスに対し、あえて武器を使わずに拳のみで挑み、打ち倒す。

これだからこそ今までのストーリーの締めくくりとしてふさわしいラストバトルになり、エンディングも見て余韻たっぷりにゲームを終えられるというものでしょう。

逃げ回る敵を追いかけて殴るだけの戦闘で、どうやって余韻を感じろというの!


銃撃だけでなく、捕縛術と柔剣道を使わせた方が良かった

ノンキャリで叩き上げの副総監という設定があるのだから、もっと他の攻撃法があっても良かったはずです。谷村と同じく、捕縛術を使ってもよかった。

 

秋山が戦う新井弘明も、秋山と同じ蹴り技使いです。そもそも秋山の蹴り自体が新井を参考にして習得したものですし。冴島の相手である城戸武も、ヤクザ数人を1人で倒すほどの実力者だからこそ冴島に対応するボスとしてふさわしい。桐生さんはいわずもがな。東城会会長であり、焦りによって道を間違えた堂島大吾が相手であり、大吾を正しい道へ戻すために拳を交えるという展開は申し分ありません。


ならば宗像だって警察らしい戦い方をさせても良かったではないか!

おそらく宗像は捕縛術はもちろん、警察の必修科目である柔剣道も相当な腕の持ち主ですよ。なんたってノンキャリから副総監に成り上がった人物なんですよ。無能だったらこんなこと出来ません。

 

下手すれば谷村よりも強いかもしれない。というかラスボスなんだから谷村より強いくらいで調度良い。

 

 

ぼくのかんがえたさいこうの『龍が如く4』ラスボス戦

もちろん宗像も年だし、若い頃に比べて身体が動かなくなっているでしょう。
それをカバーする為に銃を使うという設定でも良かったはずです。

 

「自分で言うのもなんだが、柔剣道の腕もかなりのものと自負している。しかし、寄る年波には勝てないものだな。かつては庁内随一とまで言われた私の腕も相当落ちた。 ……だから、ハンデとして”コレ”を使わせてもらうよ」

 

 

なんてセリフとともに銃を取り出し、護衛兵が続々登場するムービー。
この展開はラスボスとしても悪役としても良いと思いませんか?

 

戦闘が始まり、護衛兵を全員倒して、やっと宗像との一騎打ちが始まる。
谷村よりも遥かに高いレベルの捕縛術と柔道を使い、合間に銃撃をミックスしてくる攻撃。捕縛術によるカウンターを得意とする谷村に対し、積極的に柔道の組付きと投げを繰り出してくる宗像。

プレイヤー大苦戦。

 

それでも少しずつ宗像の攻撃に慣れて行き、捕縛術で行動を封じつつ反撃し宗像のHPを削っていく。
このまま行けば勝てる……!

 

そう思った矢先、宗像に組み付かれた瞬間にQTEが発動。入力に失敗すれば背負い投げを食らった上に銃撃を受ける。一気に窮地に陥る谷村とプレイヤー。

 

全神経を研ぎ澄まし、画面を見つめる目とコントローラーを操る指のみに意識が向く。ここまで来る頃には周囲の音は全て消え、プレイヤーは宗像との戦いのみに集中している。

谷村とプレイヤーの意識が完全にシンクロした瞬間です。

 

そしてQTEが発動。入力に成功し、宗像の攻撃を完全に無効化し、逆に捕縛術によって有利な状態に持ち込める。

 

そうして苦戦した末に宗像を倒し、晴れてエンディングへ。
龍が如く4』完結……。


どうです。
こっちの方が断然面白いでしょう!?


ラスボスなんだから、強くなきゃダメです。

悪役なら悪役にふさわしい実力を持っていなければいけません。
『3』の峯義孝インパクトが薄いと言われがちですが、高い実力があったからこそラスボスとしての風格がありました。個人的にも大好きなキャラです。

 

宗像だってあれくらい強くても良かったじゃないか。
峯はゲーム中盤のムービーで神田を叩きのめし、インテリヤクザに似合わないような強さを持っていると描写されました。
宗像にはそうした演出をせず、最後の戦いでようやく隠された実力が判明する。
こうすればインパクトも大きく、ラスボスとしての風格も段違いだったはずです。

 

まとめ

龍が如く4のラスボス戦は、クリアして時間が経った今でもイマイチだと感じます。

 

ただ、他の3人のバトルは非常に熱かったし、谷村VS宗像もストーリーをかき乱した悪役を打ち倒すという意味では悪くありません。むしろバトルを除いたムービーなどはかなり良かった。
ただ、やはり宗像はもっと強く手ごわい強敵にして欲しかったと思います。

 

しかしまぁ、いつまでもウダウダ言っていても仕方ありません。
今はプレミアムアドベンチャーでキャバクラに足しげく通ったり、闘技場に入り浸ったりしつつサブイベント完全制覇を目指している最中です。レビューを書いていたら、高難易度でもう一度ストーリーをプレイしたくなりました。

 

いやぁ、龍が如くは面白いゲームですね!

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