怪物王女2話『破壊王女』レビュー。ヒロごと切り殺すのが最善の方法!?

怪物王女2話『破壊王女』レビューです。


前回は半不死身となったヒロですが、今回もいきなり死にます
しかも今回も誰かの為に。

人間の女の子が風船を木に引っ掻けてしまい、とれなくて困っていた訳です。
ヒロは風船をとってあげるために木に登ってのですが、突然意識を失い、木から転落。そのまま起き上がりませんでした。
この主人公、また死にやがったw



実はこれ、姫の蘇生による副作用です。
副作用というか、姫の炎は効力が永遠に続く訳ではないらしい。定期的に炎を与える必要があるのだとか。


つまり半不死身になったヒロは、姫の側から離れられなくなったという事ですね。効力が切れたら死んでしまうのですから。いよいよ『使役』という言葉が似合う状況になってきました。


一方の姫はというと、なぜか屋敷内でチェーンソーを振り回していました。

最初はGでも出たのかと思いましたが、もちろん違います。
虫が苦手という設定があれば中々のギャップ萌えだったのですが。
虫が出たと言ってチェーンソーで退治しようとする姫とか、萌えの極みでしょう!?

まぁたとえそんな設定が無くても、チェーンソーを振り回すというだけで姫は美しいのですが。



さて、半不死身となったヒロの秘密が明かされる中、今回の敵が登場。

今回の敵は透明人間です。
姫の命を狙ってきたようで、屋敷内にワイヤートラップ(透明人間が好んで使う、見えない糸)が張り巡らされました。
姫がチェーンソーを振り回していたのは糸を切るためです。



主人公・日朗は枝切りばさみを武器に透明人間を探します。クロックタワーシザーマンを思い出しますね。
そしてやはり透明人間に襲われます。主人公をひどい目にあわせた上で事件を解決するというのは物語の基本ですが、なんか気の毒になってきますねw


そこに姫が駆けつけるのですが、あろうことか透明人間をヒロごとチェーンソーで切り裂こうとします。

透明人間は逃がしてしまったのですが、ヒロは自分ごと透明人間を殺そうとした姫の行動にショックをうけます。
姫は自分の事なんか何とも思っていない」と日朗の心の声が流れますが、こういうシーンは何らかの伏線だというのは聡明なアニオタ諸君なら分かりますね。



姫から逃げおおせた透明人間は、屋敷のブレーカーを破壊。電気の消えた真っ暗な屋敷での戦闘になりました。

電気系統を破壊され、真っ暗な中で戦闘を余儀無くされる。光の無い屋敷で戦いとは、ロマンあふれるシチュエーションです。


姫は透明人間を確実に殺すため、屋敷に火を放つ事を決意しました。

なぜ屋敷を犠牲にしてまで透明人間を倒すのか?
後でフランドルとヒロに直させれば済むとか、そういう理由ではもちろんありません。
透明人間を倒す事が、結果的にヒロを助けることになるからです。

後に姫自身は不死身ではないと知り、日朗は気付きます。

他の生命を半不死身にする能力を持つ姫ですが、実は姫自身に不死身の能力はありません。いかに姫と言えど、殺されれば死ぬのです。

そしてヒロは姫の炎が無ければ生き返る事は出来ません。

つまり、姫が透明人間に倒されれば、たとえその場をヒロが生還したとしても確実に死を迎えることになるのです。


姫が生きている限り日朗が死ぬことはないですが、姫が死ねば日朗を生き返らせる手段はなくなります。

もし透明人間をヒロごと切り裂いても、後で生き返らせる事が可能。しかし自分が透明人間に殺されれば、必然的にヒロも死んでしまう。


よって、たとえあの場で日朗を犠牲にしてでも確実に透明人間を倒さなければならなかったわけです。

冷酷無慈悲に見える姫ですが、実は日朗の命を考えた上で、「日朗ごと切りころす」という最善の方法をとった訳ですね。姫の考えに気付いた日朗は、自分の身を省みず、姫を助ける為に全力で透明人間に挑みます。


透明人間を地下室へ追い詰め、屋敷に火を点けました。

全身焼けながらも脱出してきた透明人間。映画『インビジブル』の博士を思い出すシーン。あの博士もとんでもなくタフでしたからね。

満身創痍の透明人間に、姫はチェーンソーでトドメを刺します。


ラストは日朗、ヒロの姉、フランの3人で屋敷の修繕。いくらなんでも無理があるわぁ………。姫は屋敷を直す家来達を眺めながら優雅にティータイム。やっぱり日朗ごと切りころそうとしたのは天然だったのかもしれませんねw




今回も姫は美しかった!
美形で妖艶な女性とチェーンソーは非常に相性が良いですね。

今回はフランドルの視点が描かれました。『ターミネーター』を思い出すメカニックな画面は、やはり人造人間なんだということを再確認させられます。


そういえばこのシーンで、フランが透明人間を捕捉するのですが。このシーンの言語はドイツ語なんですよね。
ドイツといえば怪物の聖地みたいなもんです。ドラキュラしかり、人狼しかり、フランケンシュタインしかり。 これら御三家とも言える有名所は全てドイツのモンスターです。
ということは姫もドイツ出身?


ちなみにこのシーンのドイツ語の文法が微妙に間違っている事から、「フランドルは純粋ドイツ製ではなく、ドイツ占領下のフランダース地方(フランス)で作られたのではないか?」と考察しているブログもありました。

http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/248744/209349/18350939