怪物王女5話『血統王女』レビュー。妖艶な吸血鬼と不憫なヒロ

怪物王女5話『血統王女』レビューです。




前回、前々回でリザとお近づきになったヒロですが、今回も謎の女性に迫られります(しかも物理的に)

今回登場したのは嘉村令裡 (かむられいり)
ヒロが通う学校の高等部に通う学生です。



このレイリとヒロのファーストコンタクトがまた最高です。

ヒロがレイリと出会った時、運悪くヒロはズボンのチャックが空いていました

それに気付いたレイリは、ヒロの前に立ち、膝をついてしゃがみ、ヒロのズボンのチャックを閉めてあげました!

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画像だけだと全然別の事をやっている………というか、やり始めるシーンに見えてしまいます。けしからん、もっとやれ。



一時期「男根のメタファー」なる単語がネットで話題となりましたが、今回のこれは言うなれば「口淫のメタファー」といった所でしょうか。
まったく関係ないけど、エロいワードをぼかすために日本語に直すと余計エロく感じるよね。


その夜、ヒロはレイリに呼び出されます。「二人っきりで会えないかしら」と。
呼び出されるまま、学校に向かったヒロ。そんなヒロを姫は怪訝な表情で見送ります。


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今さらだけど、目の構造が人間のそれとは全く違いますね。猫っぽい。



姫はリザにヒロを追うよう命じます。
私の予感が正しければ、ここを動くわけにはいかん」とのこと。正しければといいますが、このセリフがあるってことは、ヒロの運命が完璧に決定付けられいるってことですよね、。


食事中だから無理だと言うリザに対し、行ってくれたらコレをやると、骨を差し出します。完全に犬扱いで笑いました。



学校に到着したヒロは、レイリに見つめられ自我を失いました。
ヒロの肩を引き寄せたレイリは「お姉さんがアナタの知らなかった世界を教えて、ア・ゲ・ル」といい、ヒロの首筋に噛みつきました!


そう、今回の敵は吸血鬼です。

レイリの名字は、”カムラ”ですが、これは女性の吸血鬼「カーミラ」からとったものでしょう。



リザが学校に到着した頃には、ヒロはレイリの能力で手下となってしまいました。

吸血鬼は血を吸った相手を配下として使役出来ますからね。
ブラッドラッド』でもありましたが、唾液に催眠作用のある成分が含まれているのでしょうか。



レイリの目的は姫の血です。王族の血を飲めば大いなる力が手に入るらしいです。
なのになぜ姫を直接襲うのではなく、ヒロを狙ったのか?
これは吸血鬼の弱点が関係しています。



屋敷に帰ったヒロ(※調教洗脳済み)はレイリを屋敷に招き入れます。レイリがまずヒロを狙った理由はコレです。

吸血鬼は初めて入る建物には、そこの住人に招かれない限り入ることが出来ません。
そこでまずはヒロを操り、自分を屋敷に入れさせるという作戦でした。


リザはレイリを止めようとしたものの、なすすべなく倒されてしまいました。あのリザと戦って無傷とは、エラい戦闘能力です。




屋敷に侵入できたレイリは姫と交戦します。

浮遊能力コウモリに変身する能力で姫の攻撃を交わしつつ、姫を捕らえます。


追い込まれた姫ですが、なぜか姫は逆にレイリの腰に手を回し、引き寄せました。

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もちろんあの姫が簡単に諦めるわけはありません。
これは吸血鬼の能力を逆手に取った作戦です。



吸血鬼は接触された状態だとコウモリ化できません。
それで姫はあえて自分から接近し、逃げる手段を封じたのです。
さらにフランドルがレイリを抑えてより完璧に。


姫は吸血鬼を唯一殺せる武器、ホワイトアッシュの杭を取り出しました。
吸血鬼は不死身ですが、心臓に杭を打ち込む事で殺せます。


かつてゾンビもそういう弱点があったと伝えられており、タヒチだか何処だかの国では死体を埋葬する際、ゾンビにならないように心臓に杭を打ち込むという風習があったそうです。


現代の常識からするとなかなかエグい風習ですが、こういうのは国や時代によって変わるもの。今の日本は火葬が主流ですが、何百年か後にはそれすらも非道だと言われる時代になっているかもしれません。



さて、逃げる手段が無くなり、弱点の杭を突きつけられたレイリ。形勢逆転です。

この状況に観念し、レイリは負けを認めます。
しかし姫は杭を指さず、レイリを解放しました。
どういうことか?



レイリはコウモリを飛ばすことで離れた場所の情報を集めるなど、偵察能力に優れています。
その能力を買い、見逃す代わりに自分へ協力することを約束させました。
もちろん「今度歯向かったら容赦しない」と告げて。


こうして今回の戦いは終了。
吸血鬼化したヒロは姫の炎で治癒してもらえました。


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ラストは男子複数人がズボンのチャックを開けた状態でレイリの前に立ちはだかります。
前半のヒロと同じ事をしてもらいたかったようです。

当然レイリにガン無視され、コイツらは自分でチャックを上げることになりました。
自分でチャックを閉める彼らの背中を見ると、笑い混じりの悲しさがこみ上げてきます。



いよいよモンスターの代名詞、吸血鬼が出てきました。
仲間なのでしょうが、今のところ明確に仲間になるようには見えません。


そういえば1話で、「爵位も持たぬ庶民と契約するほど堕ちていない」といっていましたね。
今回はまさに契約なのかも。
吸血鬼って高貴な身分というイメージがありますからね。ドラキュラだって伯爵だし。


ヒロやリゼは使役に近いですが、レイリとは契約関係になったと考える方が適切そうです。


そしてヒロはやっぱり終始不憫でした。
吸血鬼に操られ、ニンニクと十字架で弱らせられ、フランドルに殴り飛ばされた挙げ句、仕込み剣と杭があわや突き刺さりそうになる。本格的に気の毒になってきました(笑)