古畑任三郎の捜査法には『コミュ障の治し方』のヒントが隠されているかも 【古畑式雑談メソッド】

皆さん、『古畑任三郎』を観たことがありますか?

私は古畑任三郎が好きで、小学生の頃には第一期のテレビ放映をリアルタイムで見ていました。

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放映日だと忘れて友達の家に遊びに行った時は、「頼むから見せてくれ!」と頼み込んだ記憶があります。(それが功をそうしてゲームを中断してまで見せてくれた)


最近全シーズン見ましたが、やはり面白い。
面白い刑事ドラマを観たいと思ったら古畑任三郎がオススメです。



さて本題。
古畑任三郎』にはコミュ障を治す重要なヒントが隠されています。
私がそのヒントを見つけて実践した時は、驚きの効果がありました。

この記事で解説していきます。


古畑任三郎の捜査は「雑談」が基本

古畑が捜査する時、犯人や目撃者に聞き込みをします。特に犯人に聞き込みする場合、雑談がほとんどです。事件の話しはそこそこに、話す内容はとにかく雑談。

下手すると「コイツ捜査する気あんのか?」と思うくらい雑談が多いです。


そして容疑者が油断した時を狙って、事件に関する質問をしてボロを出させる。
怪しいと踏んだら付きまとい、話術によって証拠を集めて犯人を追い詰めるというのが、古畑任三郎の基本の流れです。


コミュ障が『古畑任三郎だったらどう話すか?』を意識したら、驚くほどラクに話せた体験談

始めに言っておきます
私は、かーなーり、コミュニケーションが苦手な人間です(『仮面ライダー電王』風に)。


知らない人とは全く話せません。知っている人ともなかなか上手く話せません。
雑談が出来る人を見ると、特殊技能を身に付けたスペシャリストに見えてしまうほどです。

今はいくらかマシなりましたが、昔は本当に悩んでいました。


そんなある日、ちょっとした用事でケータイショップに行ったんです。
その時、ふと「古畑任三郎だったらどう話すかな?」と思い、自分が古畑任三郎になった気持ちで会話をしてみたんです。


古畑任三朗なら雑談を交えながら話すはず

店員さんの契約や機種の話を聞きながら、合間に少し雑談を挟みました。
最近起きた事や自分に関する事など、話が長くなりすぎ無いように気を付けながら。


すると、驚きました。
いつもとは比べられない位にスムーズに会話出来たんです。


それでいて雑談オンリーにはならず、どのような契約にしたいかをちゃんと伝える事も出来ました。


さすがに古畑が会話に挟む「えー……」や「んっふっふっふ(笑)」といった笑い方までは真似せず、会話の中に自分のことや最近起こったエピソードを少し交えた感じです。



あの時は本当に驚いた。
自分で自分を「いったい誰が話しているんだ?」と思うくらい、スムーズな会話が出来ました。


古畑が店員さんの警戒心を解いた? 会話にノッてもらえた

もう一つ驚いたのが、店員さんも雑談にノってくれたこと。

ケータイショップの店員さんって、自分から必要以上の雑談はしないですよね。当然ですが、大体は雑談よりも商品や契約の説明が優先です。

店員さんにもよるけど、あちらさんの商売は雑談ではなく「対応」ですからね。少し堅苦しいのは当たり前です。


ところがです。
古畑任三郎になった気分で細かい雑談を交えながら話したら、店員さんも少しずつ雑談が増えてきたんです。

最後ら辺の方は「え、ケータイショップの店員さんってこんなに雑談にノってくれるの!?」と思うくらいでした。
(そんな雑談交じりでもしっかり仕事をしていました。 雑談しながら仕事もこなせるとかスゲェよ……)



これで確信しました。
雑談が苦手な人は、『私は古畑任三郎だ』と思って話す。こうすると、驚くほど舌が回るようになります。


心理学的にも証明されていた。『思い込みが持つ力』

「自分は古畑任三郎だ!」と思うことで、会話がラク出来るという体験談。
後に知ったのですが、これは心理学的にも証明されています。


オランダの心理学者、A・ディクスターフスの実験で、『「自分は○○だ!」と思うと本当に○○のようになる』という結果が出ています。
被験者を2つのグループに分け、一方に「自分は大学教授だ」と、もう一方に「自分はスーパーモデルだ」と考えさせたあと、判断に迷う四択問題をたくさんやらせました。

すると「大学教授だ」と考えさせたグループは、「スーパーモデル」のグループよりも、正解率が20%高いという結果が出ました。


私たちは、頭で考えている事に驚くほど影響を受けます。
上記の実験では、「自分は大学教授だ」と考える事で本当に頭が良くなりました。


自分の事を話すと相手の心を開かせられる、 『自己開示の法則』

また、心理学には『自己開示の法則』というものがあります。

自己開示の法則とは、「自分の事、特に弱みを話すことで、相手の心の警戒を緩める事ができる」という心理テクニックです。

自分の弱み、例えば失敗体験などは、あまり人に話したくないですよね。
弱みを見せたくないのは誰しも同じです。

その弱みをあえて見せることで、自分に対する好感度が上がったり、相手の心の警戒を解く事が出来ます。
これが『自己開示の法則』です。


古畑任三郎になった私も、自分の失敗体験を店員さんに話したんです。本家の古畑も失敗体験を、少し恥ずかしそうな笑顔で話したりしますからね。それを真似してみました。


今思うとこれが『自己開示』になり、店員さんもつい雑談にノってしまったのでしょう。


どうでも良いですが、ギャンブルに強くなりたい人は、「自分は伊藤カイジだ!」と考えれば、土壇場のギャンブル強さが上がるかもしれません。
まさに『自己カイジの法則』です

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まとめ

古畑任三郎に学ぶコミュ障の治し方は……

  • 1.「自分は古畑任三郎だ!」と強く思う
  • 2.話の合間に、関係ない雑談を挟む
  • 3.自分の失敗体験などを話す

の3つです。
これを【古畑式雑談メソッド】と名付けます
会話が苦手な人は、古畑任三郎の真似をしてみると良いです。


ただし「容疑者に付きまとう」だけは真似しちゃだめですよ!
古畑任三郎ファイナル』第一回で「それ(容疑者に付きまとい、推測のみで捜査する行為)をして良いのは、フィクションの世界だけだ!」と言われましたが、その通り。

刑事ドラマだからこそ出来ることです。
現実だったら本物の警察でもストーカーになっちゃいますからね。