ゲームの寄り道要素は「あくまで寄り道」だからこそ楽しい【龍が如く5】

龍が如く5をエクストラハードモードで周回プレイしています。

 

それで思ったのですが、ゲームの寄り道要素は寄り道だからこそ面白いですよね。

 

 

 

龍が如くのクリア後要素、『プレミアムアドベンチャー

龍が如くにはプレミアム・アドベンチャーというクリア後に解禁される要素があります

本編のストーリーが終わった状態で、サブイベントやミニゲームだけを遊べるというモード。

 

龍が如くは膨大な数のサブイベントやミニゲームが用意されており、ストーリーが終了したらひたすらそれらの寄り道要素に熱中できる。

龍が如くの定番要素で、周回プレイと並びエンディンク後の最大の楽しみです

 

 

しかしながら、龍が如くの寄り道要素は、あくまで寄り道だからこそ楽しいのではないかと感じます。

 

 

プレミアム・アドベンチャーとストーリーモードを比べると、後者の方がサブイベントに熱中出来ます。

 

個人的な感想ですけどね。

人にもよるでしょうが、私はそう。

プレミアム・アドベンチャーはなぜか思ったよりも集中出来ない。

 

 

むしろ本筋のストーリーがあった方がミニゲームやサブイベントに集中できます。

 

過去作でも「アサガオがヤクザ者に襲撃されて大変だ! ……でもゴルフやってから行こ☆(龍が如く3)」、「いよいよ最期の戦いだ。でもその前に格闘ジムのイベントやっとこ(龍が如く4)」といった具合に、本来やるべきストーリーの合間に楽しむと面白く感じます。

 

 

トロフィーコンプを目指すなら圧倒的にプレミアムアドベンチャーの方が良いんですけどね。

 

 

サブイベントの経験値もストーリークリアに役立てたい願望

龍が如くはサブイベントやミニゲームなど、あらゆる所で経験値が得られます。

ゲームセンターで遊んだり、食事をしたりしても経験値に。全ての経験が無駄にならないというゲーム性です。

 

もちろんプレミアムアドベンチャーでも経験値が入ってレベルアップするのですが、せっかく経験値が入るならストーリークリアに活かしたいです。

 

一応プレミアムアドベンチャーで上がったレベルや習得技を引き継いでストーリーを再度プレイすることも可能です(作品によっては出来ませんが)。

 

 

 

龍が如く5序盤はスゴく悲しい雰囲気が漂っている

ついでに周回プレイをした感想。

 

 

龍が如く5は大きく分けて4つのパートに別れています。

桐生一馬、冴島大河、澤村遥+秋山駿、品田辰雄が各パートの主人公となります。

 

ほとんどのパートで、序盤はスゴく悲しい雰囲気が漂っています。

 

桐生一馬

まずは我らが桐生一馬。桐生さんは自身が経営する養護施設、アサガオの子供たちや遥と離ればなれに。

 

います

鈴木太一という偽名を使って福岡でタクシー運転手をしており、喧嘩もせずにカタギとしての生活を送っています

 

この時の桐生さんの姿が物悲しい。

子供たちも遥も、仲間もいない土地で一人、二度と遥に会わない覚悟を決めています。

『3』では子供たちに囲まれ、あれだけ穏やかに暮らしていたのに。

 

また鈴木“太一“という名前が悲壮なポイントです。

太一とはアサガオに暮らす子供で、太めな少年。遥を除けば最年長で、活発なプロレス好きの元気な子供です。

『3』では原因不明の体調不良を起こすイベントがあり、もしかしたら体を動かす激しい運動が出来なくなるかも……という事態にまで陥りました。

 

落ち込む太一を励ますため、桐生さんは力也とともにプロレスを開催して太一に見せることに。桐生さんは覆面レスラー、「ドラゴンマスク」としてリングに立ち、太一を元気付けました。

 

桐生さんが太一という偽名を使ったのはこれが印象に残っているからでしょう。現に『5』ではそのプロレスで使用したマスクをなぜか所持していましたし。

 

 

他にもアサガオの子供たちとは様々なエピソードがあるのですが、それは『3』をプレイして皆様の目で確認していただきたい。

ともかく、こうした『3』での桐生さんの生活を知っているからこそ、『5』序盤の雰囲気は見ていられないくらい切ないものでした。

 

冴島大河

冴島大河は極道18人殺しの伝説を東条会に刻んだ元死刑囚。

『4』で無実の罪を晴らし、東条会に復帰。東条会直系、冴島組組長を襲名。しかし傷害の罪を償って身を清める為、再び刑務所に入りました。

 

刺青の柄は虎と笹(大河=タイガーと、かつて所属していた笹井組との縁を表す)。

 

大型バイクを持ち上げる程の怪力で、桐生さんとも互角に戦えるほどの実力を持っています。

 

こうした冴島ですが、あろうことか刑務所では暴行を受けています。

これは冴島よりも後に入所してきた釘原グループによるもの。

 

その気になれば簡単に返り討ちに出来る冴島が、模範囚として一刻も早く出所するためひたすら暴行を耐えてる姿がとてもツラいです。

 

刑務所の中で一切の抵抗をせず傷だらけにされる冴島の姿は、カタギとして一人で暮らす桐生さんよりも衝撃的でした。

 

澤村遥

澤村遥ご存じ、龍が如くのヒロインにして桐生さんと共に暮らしてきた遥。

16歳になった遥はアイドルを志し、単身大坂・蒼天堀へ。トップアイドルを目指して奮闘します。

 

ところが所属事務所の社長、朴美麗が謎の自殺をとげます。

朴に何が起きたのかを解き明かすため、また朴社長の意思を実現するため、秋山駿と共に動き出します。

 

遥には母親が居ません。

詳しくは『1』をプレイして欲しいのですが。朴は遥に化粧の仕方を教えたり、買い物に連れていったり、ゲームセンターで一緒に遊んだりします。

母親の居ない遥にとって母親代わりとなりました。

 

その朴が自殺したと知ったときの遥の心境を想像すると精神にダメージが来ます。

 

 

なお同時期に登場する秋山駿は唯一物悲しさがほとんどありません。本作では遥の保護者という役ドコロであり、いつもの飄々とした態度を崩さない姿勢は頼もしさすら感じさせます。

 

品田辰雄

品田辰雄は元プロ野球選手で風俗ライターという異色な経歴の新主人公、品田辰雄。

 

プロ初登板の試合で八百長疑惑をかけられ、たった1打席でプロ野球界を追放された失意のバッター。

 

 

品田の場合、始まりはコミカルです。

わずか217円の所持金しかなく、ヤミ金ヤクザに取り立てられるシーンはコントを見ているような面白さ。

 

その日暮らしのダメ人間ですが、秋山以上に明るい性格で女性に優しい。龍が如くファンの心をくすぐるキャラです。

 

 

品田のストーリーが物悲しくなるのは、やはり過去の八百長疑惑に迫るときです。サインを盗み見る不正行為(サイン盗)をしたとされ、強制的に引退させられます。

 

球界追放後も品田は腕立て・腹筋・背筋を1日1000回、素振り5000本をこなし、いつでもプロに返り咲けるよう努力していました。

 

武器の扱いに長けるがバットを持ったときだけは「バットは人を殴るモンじゃない」と言って使わないなど、野球に対する姿勢も美しい。(とはいえドスは人を刺すものだし、ハンマーは人を殴るものなので容赦なく人に向けて使いますが)

 

 

ここまで野球を愛する品田がなぜサイン盗の汚名を着せられなければならなかったのか。

品田がプロから除名されたのは15年前。品田なら15年あればプロ野球界に輝くほどの活躍が出来たはず。

奪われた時間は取り戻せません。

 

この15年間、品田がどんな思いで生きてきたのかを考えると可哀想なんてものではありません。

さらにストーリー中ではある理由からプロ復帰の夢まで諦め、「指でも何でも潰してくれ!その方がいっそスッキリする!」とまで言うほど自暴自棄になりました。

それまで貧しいながらも明るかった品田が完全に人生を投げる姿は、龍が如く5の中でもトップクラスに悲しきシーンと言えるでしょう。

(その後、意外な人物が品田を立ち直らせます。そこまでの流れが素晴らしいのですが、是非とも『5』をプレイしてください)

 

 

まとめ

寄り道要素はストーリーの中だからこそ楽しいという事を書こうとしたら、つい長々と書いてしまいました。

好きなゲームについて書くとテンション上がります。

 

ここまで書いて思いましたが、龍が如くには地下闘技場というバトルに特化したミニゲームがありましたね。

地下闘技場にはかなりの強敵もおり、全クリを目指すとかなり手強い。プレミアムアドベンチャーの経験値はここで役に立ちますね。

 

 

 

2018年には春日一番を主人公とした新シリーズ『龍が如くオンライン』が始まるそうです。

 

また北斗の拳とコラボした『北斗が如く』も3月に発売されます。

 

この2作品も今から楽しみです。