飽き性の人がライフハックを習慣化する為の3つのポイント

どーも、ホウトウです。

今回はライフハックが自分に合わない時の対処法、飽きっぽい人が継続する方法を書いていきます。

後者は実体験ですw

 

ライフハックというものが流行りだして以来、いろいろなライフハック記事がありますね。

ライフハックとは文字どおり、「生活を改善してより良いものにする」のが目的です。
なのでライフハック記事を読んだら実践するのが望ましいのですが……。

 


中には
・どれをやっても続かない
・どれも自分に合わない気がする

 

 

という人もいるのでは無いでしょうか。

 

 

何を隠そう、私もそうです。

 

恥ずかしながら私は結構飽きっぽい人間なのです。
ゲーム好きと名乗っておきながら、積みゲーもそこそこあるくらいです。

 

そんな私でもいくつかのライフハックを習慣化出来ています。

ライフハックを習慣化するには、3つのコツがあります。

 

 

1.まずは出来るところまでやってみる

 

まずこれが大前提です。

ライフハックをいきなり習慣化させるのは難しいと心得た方が良い。

ライフハックって、要するに生活のリズムを変えるということです。それまでやっていなかった事を生活に取り入れる訳ですから。

最初から出来る人なんて稀です。

 

メンタリスト、ダイゴさんの著書『ポジティブ・チェンジ』でも、「人間は変化を嫌う」と前置きがされています。

 

脳を含め、人間の体は現状を維持しようとする性質を持っています。これをホエオスタシスといいます。

 

(中略)

 

あなたが「変わろう」と思った瞬間に、あなたの脳と身体は「これから変化しそうだから、変わらないようにしなくてはいけない」「行動を制限しなければいけない」という方向に動くというわけです。

「困ったものだ」と思いそうですが、生存本能から考えれば当たり前のことです。

 

 

 

 

「まずは出来るところまででいいや」という思考は非常に大切です。

 

不思議なことにこの考えは、趣味や遊びなら出来るのに、仕事などになるととたんに出来なくなるものなんですよね。

 

気楽に構えれば良いものを、なぜかガチの完璧主義になってしまう。そういう人ってすごく多いです。

 

だからこそ最初に心がけておきましょう。

「まずは出来る所まででいいや」と。

 

2.ライフハックは手法・技術。 習慣化にはある程度時間がかかる

 

ライフハックは生活をより良いものに変える手法です。大袈裟に聞こえるかもしれませんが、技術と言っても差し支えないでしょう。

 

技術を習得しようとすると、どんな分野のものでも時間がかかりますよね。

 

資格取得に必要な勉強時間


初級システムアドミニストレータ 150時間 
 社会福祉士 150時間 (受験資格要)
 ケアマネージャー 200時間 (受験資格要)
 ビジネス実務法務検定2級 200時間
 ファイナンシャルプランニング2級技能士 200時間(受験資格要)
 日商簿記2級 250時間 (いつでも需要がある) 
 第1種電気工事士 300時間
 基本情報技術者 300時間 (情報処理技術者試験系の最下位資格)
 海事代理士 300時間 (傾向対策後の最小時間は270時間程度)  
 宅地建物取引主任者 350時間 (法律系初学者向け)  
 インテリアコーディネーター 400時間 (女性に1番人気)
 マンション管理士 450時間   
 ソフトウェア開発技術者 450時間 
 システム監査技術者 450時間
 上級システムアドミニストレータ 500時間
 情報セキュリティアドミニストレータ 550時間
 行政書士 700時間 (合格率5%前後)
 日商簿記1級 800時間 (税理士への登竜門・適正がある)
 システムアナリスト 1000時間
 社会保険労務士 1000時間 (7人中1人しか顧問企業を持っていない)
 テクニカルエンジニア・エンベデッドシステム 1500時間
 中小企業診断士 1300時間 (適正によって時間差が大きい)
 1級建築士 1500時間 (受験資格要)
 不動産鑑定士 5500時間
 税理士 6000時間 (科目合格制あり)
 司法書士 6000時間 (合格者の4割は登録せず)
 公認会計士 7000時間 (H18年までに4倍増)
 弁理士 7000時間 (理系院卒研究実務者以外は辛し、理系の最高資格)
 旧司法試験 20000時間 (6000時間での合格者もいる。文系の最高資格)

 

心に突き刺さる有名なコピペです。

私のように夕飯食べてから就寝するまでの数時間、1分たりとも休まずにゲームをするような生活を送っていたような人間は、技術や資格の取得も困難になるという訳ですなw

 

 

慣れない事を習慣化するには時間がかかるものです。
大体1週間から一ヶ月くらいと言われる事が多いですが、私の感覚でもそれくらいでした。

慣れない事を続けるという事に抵抗を感じたり、出来そうにないと思ってしまう人もいるでしょう。


といっても、気負いしなくても良いです。
だって人間は、昔から出来そうにない事をやって来た生き物なんですから。

 

例えば武術を例にしますと、武術の技には結構ムリなものがあったりします。

 

刀をふりおろす速度を極限まで早めるとか。(示現流の教え)
4段階の動きを一瞬でやるとか。(首里手空手における最速の突き)

 

これらは『ツマヌダ格闘街』という漫画で詳しく描かれています。
武術、格闘技の知識が詳細に解説されている面白い漫画なので、格闘マンガ好きならきっと楽しめる作品です。

 

 

 

ツマヌダ格闘街(1) [ 上山道郎 ]
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そもそも日本刀だって、動かすのにコツがいる武器ですからね。
機能性を重視するなら軽くし、両方に刃を付けた方が使いやすいに決まっている。

そこを敢えて改良せず、代わりに体の動きを工夫する事で刀を使いこなしてきたのです。

 

遥か昔から「人間には無理な事を修行して習得する」という事が行われていたと考えると、なんか勇気が沸いてきませんか?w

 

3.そっくりそのまま真似する必要はない

 

ライフハックの手法は、その提唱者に最も合っている方法です。

 

つまり同じやり方が必ずしも誰でもやれる訳ではない。

人それぞれ違うので、同じやり方が合わない人もいます


ならば自分なりに改良すれば良いのです。

 

また武術の話になりますが。
空手や太極拳も、もともと1つだったものが様々な流派に枝分かれしました。 これも空手を学んだ者が自分なりに改良していったからです。

師に教わった事を自分なりに改良した門徒が、自分色に染めた武術で新しい流派を創設する。

こうした事を繰り返した結果、どんな武術・格闘技にも様々な流派が存在するようになりました。

 

 

ライフハックの記事に書いている事は、その書いている人にとっての最適な方法です。

読んでいる私たちにとっても最適だとは限りません。だから自分なりに作り変えることも必要です。



 

 

まとめ:ライフハック収集家ではなく、実践する側を目指したい


今回はライフハックの為のライフハックという、マトリョーシカみたいな内容でした。

これだけライフハックの手法が多いと、何をやれば良いのか悩む場合も多いです。


私もライフハック記事が大好きでw
ライフハック・コレクターかと言われそうな程、ライフハック記事を見つけると読み耽ってしまいます。

 

ですが、せっかく読んだなら実践しないともったいないですよね。


ライフハック記事を読んで、良さそうだと思ったらまずはやってみると良いでしょう。
自分に役立ちそうだと思ったら何でもやってみればいいです。
やっている内に上で書いたような、自分なりのやり方も見つかります。

スマホで記事作成するの楽すぎワロタwww

最近はスマホで記事作成をすることが多いです。


パソコンはもちろん持っていますし、作成が簡単なのは間違いなくパソコンだと思います。パソコンは入力に向いている機械だと言いますし。

 

ですが、記事作成にスマホを使用するのは、パソコンにはないメリットがあります。

 

スマホなら寝転がった状態でも記事が書ける

 

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まず、楽な体勢で書ける。
これが一番大きなメリットです。

 

パソコンはどうしても机に向かわなきゃいけません。 私は座椅子に座って外付けキーボードを太ももの上においてタイプする事もあるのですが。

 

パソコンだと必ず両手をキーボードの上にセットしなければなりません。
その分、どうしても身体の自由が利かないんですよね。

長く座っていると腰や肩、首などあらゆる部分が痛くなります。疲れたらストレッチなどをすれば良いのですが、すぐに疲れや痛みがひく訳ではないので、ガンガン書き続けたい気分の時だと腰を折られたような気持ちになります。

 


スマホを使えば楽な体勢で出来ます。
寝っ転がった状態でも問題なく書けるのが良い。

別にパソコンでも寝っ転がった状態で書けるのですが、どんな体勢を取ろうが必ず両手を使わなきゃならないのがネックです。


スマホの場合は片手で操作可能なので、楽な姿勢ならどんな状態でも書けます。
大の字に寝っ転がった状態でも書けますし。(ただしこれだと目を凝らさなきゃ画面が見えないから、別の意味で疲れてしまいますが)

 

◎「右手にスマホ……左手にパソコン……」 検索と記事作成を同時に出来る。

 

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片手を自由に使えるのもメリットです。


当然ながら、スマホは片手で執筆できます。 それくらい出来なきゃ"携帯"端末じゃないですからね。

キーボードと違って片手が自由だから、空いた片手で別の事を同時に出来ます。

もちろんあまりに複雑な事は出来ませんけどね。 単純な事なら同時にやれます。


例えば片手でダンベル運動するとか。
パソコンに向かう時間が多いと運動不足になりがちです。 記事作成をスマホで行えば、簡単な運動なら同時に出来ます。 作業しながら体力維持も出来るなんて最高じゃないですか。

立った状態でも書けるから、スクワットを同時にやることも可能です。

 

また、空いている片手でネット検索をする事も出来ます。記事作成している時に分からないことや、ド忘れした事を調べるのも同時に出来る。

こうした並行作業はパソコンでも問題なく出来るのですが、調べたことをストレートに記事作成できる気がして作業が進みます。

 

知識が片手から頭を通り、もう片手へとストレートに流れる感覚はなかなか良い。

心なしかスムーズに記事を書ける気がします。

要は気分の問題ですけど、作業って気分によって効率が上下したりしますからね。

出来るだけ気分が高まる方法を取りたいのです。

 

◎高機能端末であるスマホを、サイト閲覧だけに使うのはもったいない

私がスマホを使う時は、たいていサイト閲覧や検索、あとは5行くらいの文章作成が主でした。 これはガラケーの時から変わっていません。
べ……別に友達が少ないからじゃないんだからね!

 

で、ここ2ヵ月くらい記事作成がほとんど進まなかったんです。
パソコンに向かってもなかなか進まない。 キーボードに手を掛けてはみるものの、労力と時間をかけるわりに書く文量は極端に少ない。一記事書いただけで疲労感が押し寄せる。

そんな事が2ヶ月も続いていたんです。


ところが先日、友人からのLINEを返信している時に思ったんです。
「まてよ、記事作成ならスマホでも余裕で出来るんじゃないか?」と。


試してみたら、まぁ進む、進む。 パソコンに向かってウンウン唸っていたのが嘘のように。

パソコンと違って片手操作が出来る上、フリック入力式だからガラケーよりもスムーズに書ける。
慣れればパソコンでタイピングするように早く書けます。

 

◎パソコンに向かうのが疲れたら、スマホに一時切り替えるのがオススメ!


基本的に入力作業や制作作業はパソコンの方が向いています。
ですが、記事作成に関してはスマホでやる方が、大きなメリットがあります。

ブログやクラウドサービスで記事を書いているが、どうにも疲れやすくて作業が進まない。
そういった人はスマホで記事作成をしてみるのをオススメします。

パソコンと同時併用すれば今まで以上に作業が進みます。

 

 

能力バトルは「ワクワクする能力か」が重要! 『リィンカーネーションの花弁』評価

最近読んだ『リィンカーネーションの花弁』という漫画の感想。

一回読んで即、お気に入り作品となりました!

リィンカーネーションの花弁

 


登場人物は全員、歴史に名を残す偉人の生まれ変わりで、偉人だった前世の才能を手にいれた者達による能力バトル漫画です。
能力を"才能"と呼び変えている点が新しいですね。創作では目新しさを付けるのが大切と『バクマン。』で読みましたが、その点は間違いなく成功している作品と言えます。


そして『リィンカーネーションの花弁』に登場する能力は、全てワクワクするようなものばかりです。

 

特殊能力ものは「この能力スゲーッ! 超欲しィーッ!!!」感が大切


能力バトルは、「自分がその能力を手に入れたとして、ワクワクする能力か」が重要だと思います。

例えば『文豪ストレイドック』というマンガがあります。
文学史に名を残す作家をキャラにした能力バトル漫画なのですが。

文豪ストレイドックス

この作品に登場する能力はヒジョーに惜しい。何がというと、ワクワク感がイマイチ弱いのです。
一部を覗き、汎用性の無さそうな能力が多い。例えば、

 

 

スゴいはスゴいんだけど、汎用性や応用の面で疑問です。

 

 

また、能力のもつデメリットなども目につきます

 

  • 身体能力を強化できるが、空腹状態でしか能力を使えない「雨ニモマケズ」(宮沢賢治)
  • 治療能力だが、相手が瀕死の状態でなければ回復させられない「君死給勿(きみしにたもうことなかれ)」(与謝野晶子)
  • ※軽い怪我を直したければ鉈などで瀕死の重症を負わせる必要がある
  • 手帳に書いた物を具現化できるが、手帳よりも大きいサイズのものは具現化できない「独歩吟客」(国木田独歩)


『文豪ストレイドックス』に登場する能力は全体的に戦闘向きです。
戦闘では有効なものの、戦闘以外の探偵業務ではどれくらい役に立つのか。
それがイマイチ伝わってこず、作中でも詳しくは描かれません。


だからあまりワクワクしないのでしょう。

能力バトルの能力は、日常でも役立ちそうだと想像出来るからワクワクします。

 

戦闘で強いのはもちろん、日常でも応用が効く便利な能力だと魅力的です。

だって私たちは日常で生きているんですから!

 

「うおぉーッ! この能力超カッケーッ! 超便利ーッ!! 超欲しーッ!!!」

こう読者に思わせなければならない訳です

 

別に文豪ストレイドックスがダメだと言うつもりはないですよ。
面白いんですよ! 私は好きな作品です。

 

インパクトも重要 『ヒーローズ』と『アルファズ』の差

ヒーローズ』という有名な海外ドラマがありますね。
日食とともに突然特殊能力に目覚めた者達が繰り広げるSFドラマです。

HEROES/ヒーローズ

HEROES/ヒーローズ

 

また、『アルファズ』というドラマもあり、こちらも同じく特殊能力ものです。

 

ALPHAS/アルファズ

 

ALPHAS/アルファズ

 

『アルファズ』は『ヒーローズ』ほど人気が出ず、シーズン2で打ち切りになりました。

私はこれも、能力のワクワク感が無かったからだとかんがえています。


というのも、アルファズに登場する能力は「人間がもともと持っている身体機能が発達したもの」という描かれ方がされており、『ヒーローズ』に比べて現実的です。

 

例えば、

  • 怪力(ビル・ハーゲン)
  • 感覚強化(レイチェル・ピルザド)
  • 視線を合わせた相手を洗脳する(ニーナ・セロー)
  • 鋭い視覚により電波を視認出来る(ゲイリー・ベル)

 

ストーリー毎に他の能力者が登場しますが、それらもコウモリのように超音波を発したり、ノイマン並の異常な計算能力を発揮したりなど。
どれも現実的です。

 

『ヒーローズ』は生身で空を飛んだり手から炎を発したり、時止めやタイムトラベルをしたりなど、ファンタジックな能力が多数登場しています。

それに比べるとアルファズの能力はどうしてもインパクトに欠ける。言ってしまえば地味なんです。

 

地味な能力は、派手な能力が多いからこそ目立つ

ヒーローズにも現実的な能力はあります。
マインドコントロール」や「怪力」、「飢え(強烈な知識欲)を伴う高度な学習能力」など。


こうした現実的な能力は、非現実的な能力の中にあるからこそ光るものです。

 

例えば『NARUTO』の油女シノとかですね。

もはや忍術ではなく超能力というレベルのキャラが多いNARUTOですが、油女シノは虫使い、特殊な虫を使った術を得意とします。

 

どこを見渡してもファンタジックな能力の中で、一人の地味な能力者が奮闘する。 これだけでキャラも能力も目立つし、ストーリー展開によってはいくらでも料理可能な素材となります。

 

(特に上述したひーろーずの「学習能力」の能力者はボス格ですから。 他者の能力を学習しどんどん新しい能力を身につけるという、『とある科学の超電磁砲』でいうところの"マルチスキル"のような能力者です)

 

 

屈強な戦士の中にいる一人のひ弱なキャラが強大な敵に立ち向かう。このようなものは定番、王道でしょう。

このように、周りが派手だからこそ、地味な能力が逆にワクワク感を覚えさせるのです。


よってアルファズは全体的に地味な見ごたえだし、「この能力スゲーッ! 欲しいーッ!!」というワクワク感も薄い。

ヒットしなかったのは他の要因もあるだろうけど、能力のワクワク感が無いのは大きな弱点だったと感じます。

(アルファズも面白いんですけどね。 現実的に再現可能な能力なんて渋くて格好いいではありませんか!)

 

まとめ


長々と書きましたが、要するに「特殊能力バトルは、能力のワクワク感が大切」という事です。

その点では『リィンカーネーションの花弁』は素晴らしい。
どれもこれもワクワク感満載の能力ばかり。

リィンカーネーションの花弁の特殊能力者は、基本スペックと特殊能力の2つを得ています。

 

  • あらゆる確率を把握出来る+どんな低確率でも確実にそれを引き起こせる」(シュレーディンガーの才能)
  • カニバリズムマゾヒズムに目覚める+食人によって身体能力を強化する」(アルバート・フィッシュの才能)
  • 「瞬時に怪我が回復する不死の肉体になる+歩併用の装備を自由に具現化出来る」(船坂弘の才能)

 

reincarnation.mangalog.com

 

前世の才能に目覚めれば、ここまで強くなれるのです!
どうです、ヤバイくらいのワクワク感があるでしょう!?

 

しばらくは『リィンカーネーションの花弁』がお気に入りとなりそうです。

 

 

   

 

『黒執事』が面白い! 綿密な下調べと丁寧な作られたストーリー

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黒執事』(枢 やな)

数年前、友人がハマったと聞いたので試しに読んだら自分もハマった作品です。

軽い気持ちで読みましたが、これがメチャクチャ面白い。

 

最新巻が出るたびにソッコーで買っているくらいにハマっています。

 


○徹底的な下調べと綿密な構成

黒執事はかなり細かく作られています。
作者の枢やなさんは下調べを入念にやる人で、当時のイギリス文化や、テーマとなるものを細かく調べて描かれています。


比較的最近に連載していた『学園編』でクリケット大会を描く為に、実際にクリケットを体験しにいったと言います。


机仕事が中心の漫画家にはキツかったそうですw

確かに運動不足にはなりそうですよね。

 

さらにクリケット編では、クリケットのルールを逆手に取った戦略が出てきます。
シエルが所属する寮は勉強が得意で運動が苦手な生徒が集まっており、クリケット大会では万年最下位。
なのでシエルを中心に頭脳プレイで優勝を目指すことになります。

紳士的なスポーツとは到底思えないような姑息な作戦、ダーティープレイを駆使してw


枢やなさんはクリケット体験の際、
その頭脳プレイに関しても質問したそうです。

作品の為に身を持って体験した上で、怒られそうな事も質問する。
この作品作りに対する姿勢と度胸はリスペクトものです。

 

 

○隠しネタが満載の『ファントムハイブ邸殺人事件編

 


『ファントムハイブ邸殺人事件編』もかなり綿密です。

ものすごく詳細に調べたんだろうなー……という箇所がたくさんあります。

 

このストーリーは古典的な推理小説黒執事テイストを織り混ぜたもの。

全体的な流れはもちろんですが、作品の細々とした部分にも現れています。

 

 

例えばラウの「いくら我々中国人でも換気口は通れない」というセリフ。
これはラウが犯人だと疑われた時のセリフですが。

このセリフは推理小説のルールの1つ、『中国人のキャラは出すな』を基にしたものだと思われます。

古典的な推理小説ノックスの十戒というルールがあるのですが、この中には上記のような項があります。

 

中国人を登場させてはならない[2]

フー・マンチューのような万能の怪人のことを指す)

 

これは差別思想ではなく、「中国人はなんでも出来る魔法使いだから、推理小説に出したらどんなトリックも可能になるぞ!」という、半ばジョークめいたルールです。

ノックスの十戒はイギリスの推理作家、ロナルド・ノックスが唱えたものです。

作中には同名の死神が登場します。ちなみにノックスの兄はパンチという雑誌の編集長でしたが、この雑誌名も殺人事件編に出てきます。)

 


さらにストーリーに深く関わるキャラ、アーサー

アーサーは小説家であり、雑誌に寄稿した小説をシエルが読み、気に入った事から晩餐会に招待されました。

このアーサーに関しても多くの伏線というか、以下のような設定が作られています。

・中世イギリスの新人作家

・小説家の他に医師の顔も持つ
・ベルという教授から教えられている
・作中でタナカが使った護身術を『バリツ』と記憶した(「バーティツ」を聞き間違えた)

 

そして他の登場人物に関しても。

 

・容姿端麗の女優の名前がアイリーン
・謎の牧師、ジェレミー・ラスボーンの名前

 


これらから分かるように、【ここから先はネタバレの為、反転】

殺人事件編は【シャーロック・ホームズ、ひいては古典的な推理小説をモデルにしている】。アーサーとは有名な小説家、【アーサー・コナン・ドイル】です。

【反転ここまで】
このように綿密な下調べに裏打ちされた小ネタが多数仕込まれています。そういったものを探すのも楽しい読み方です。


○時代に合わないアイテムがストーリーに溶け込んでいる。

例えば死神が持つ魂を刈るための刃物「死神の鎌(デスサイズ)」には、電動式チェーンソー高枝バサミ型のものがあったり。

カリー対決編でセバスチャンが作った革新的なカリーなど。

このように、中世イギリスの世界観に合わないものがちょくちょく出てきます。
しかしそれらは全てがストーリーが最高潮に盛り上がるタイミングで登場人物するため、違和感はほとんどありません。むしろ「ここでそれが出てくるか!」というサプライズ的な楽しみになります。


ちなみにサトクリフとはヨークシャーの切り裂きジャックこと、ピーター・サトクリフから取ったものと思われます。

 

○まとめ

 


長くなりましたが、要するに言いたいのは、「黒執事最高に面白い」ということです。


基本的に私は現代を舞台にした作品が好きだったのですが、黒執事を読んでからは現代ものに拘らなくなりました。
面白いものは面白いんだから、まずは読んでみるか……という感じ。
作品に触れるハードルが低くなりました。

 

ストーリーが本当に良く作られているのが素晴らしいです。
新刊が出る度に満足感タップリで幸せな気分になれます。

【ファークライ プライマル】ビッグ・ダルワ砦をクリアしたので攻略のポイントを書いてみる

最近は『ファークライ プライマル』をやっています。

ファークライシリーズ最新作は原始時代の物語ということで、どんなものかと気になっていた作品です。

先ほど難関ミッション「ビッグ・ダルワ砦」をようやくクリアしたので、このミッションのポイントを自分なりにまとめます。
こういうのは攻略サイトには到底かなわないけど、たまには良いよね。

 

 

 

 

序盤の最難関ミッション『ビッグ・ダルワ砦』

おそらくこのミッションは序盤の最難関です。
私がドヘタなのも原因だろうけど、10回近く失敗しました。

さすがミッション難易度:ベリーハード。
何度も敵に囲まれて殴り殺されたり、ボスに一撃で殺されたり、敵キャラがバグって変なところに入り込んでテイクダウンが出来なくなったり。かなり苦労しました。

それだけにクリアした時はテンションが上がった。
ファークライの戦いとはこういうものだというのを実感しました。

 

ダーは最後まで残しておく

このミッションはダーというキャラがラスボス。
常に毒煙を纏っているのですぐ分かります。

こいつは固有のHPゲージを持っている強敵です。しかも耐久度が高く、一度や二度の攻撃では倒せません。
しかも常に毒煙を纏っており、近づくと毒にやられるのでテイクダウンが出来ない。つまり正面からの肉弾戦を余儀なくされる訳です。
そうとは知らずに近づいてテイクダウンを決めようと思ったら、いきなり苦しみだし、なんだこれはと焦っていたら殴り殺されました。

攻撃力も高く、手なづけた動物も大体一撃で倒されるくらい強い。
コイツと殴りあうのは時間がかかるり、その間にほかの敵が集まってきて血祭りにあげられてしまいます。
ということで、ダーと戦うのは最後の最後にしましょう。
回りの敵を減らしていき、邪魔者が完全に居なくなってからダーを倒すべきです。

 


とにかく焦らず、一人ずつ慎重に倒す

このミッションの敵は全体的に耐久度が高く、硬い。これはフクロウの攻撃が通らない事からも分かります。

プライマルでは双眼鏡が無く、変わりにフクロウを使って偵察するのです。これにより敵の影が常に画面表示されるようになるので、戦闘がかなり楽になる。
そしてスキルアップすると、フクロウに攻撃させる事が出来ます。これはテイクダウンのように一撃で倒せます。警戒すると敵兵を呼ぶ伝達役や高台にいる見張りなどを始末するのにもってこいの技です。


ところがこのミッションでは、フクロウによる攻撃が効くキャラは一人しかいません。しかもあまり重要ではない場所におり、自分で倒せるような敵だけ。

 

なのでフクロウは偵察のみに使い、戦闘は自分でやる必要があります。どいつもこいつもガチで殴りあうと苦労する敵ばかりなので、一人ずつ背後をとって確実に始末しましょう。

 

 

敵の動きを見る

大体の敵は、見回っている最中に孤立する瞬間があります。
このミッションの敵は固まっている事が多いのですが、しばらくすれば誰かがその固まりから外れて孤立します。そこを狙ってテイクダウンで仕留めましょう。


感覚的には「一人減らせば誰かがそこに歩いてくる」みたいな感じです。
とくに焚き火のそばで待つのはオススメ。ひとしきり見回った敵は焚き火の所へ暖を取りに来ます。
一人で焚き火に辺り始めた時がチャンス。完全に油断している敵をテイクダウンで葬りましょう。地獄の業火に焼かれるがよい!

 

とにかく焦って飛び出せば発見されますし、1度でも見つかろうものなら新しい敵が呼び出され、またフクロウの偵察からやり直しになってしまいます。
焦らず慎重にいきましょう。


スキル「ヘビーテイクダウン」をとる。

ヘビーテイクダウンは大型の敵や族長に有効なスキルです。

これがあるだけでかなり楽になる。というかこれがないとクリア不可能なんじゃないかってくらい。

なのでこのスキルを獲得しておくのが望ましいです。
このミッションまで進む頃にはロックが解除されていますし、もしとっていなくてもすこし経験値稼ぎするくらいで獲得出来ると思います。

 


倒した敵は見つからない場所に運ぶ。

死体のそばでR3を押せば、死体を担ぎ上げる事が出来ます。これを使って死体は隠しましょう。
敵が死体を見つけると一気に警戒されて動きのパターンが変わり、テイクダウンを決めるのが難しくなります。なので死体はしっかり隠すのが大事です。

テイクダウン直後にL3スティックを手前倒せば、死体を引きずりながら歩く事も出来ます。だけどこれは見張りに発見される可能性が高いので、安全を確保出来ない内はオススメしません。すこし面倒ですが担いで運びましょう。

隠し場所は離れていればどこでもいいですが、私は谷底へ放り投げました。
このミッションの村は山の高台にあるので、近くに突き落とせる場所が多いです。つまり隠し場所には困らない。高台に拠点を構えるのは兵法において重要とされていますが、ひとたび懐へ入られてしまえば死体の隠し場所を提供するだけとなってしまいます。

 

提供されたものは有効活用しなくてはなりませんからねぇ……(ゲス顔)

 

 

 

以上、ビッグ・ダルワ砦攻略のコツです。

ここで書いたのはファークライシリーズの基本である、「隠れながら敵を討つ」という正攻法な攻め方のコツです。

アイテムや動物を駆使すればもっと狡猾に攻略できるかと思います。凶暴化ナイフで敵を錯乱させて同士討ちを狙うとか、弓矢で体力を削ってから動物をけしかけるとか。おそらくいろいろあります。

いろいろな方法を調べて、ぜひ試してみるのも面白いかと思います。

 

 


 

 


 

 

 

『トロピコ5』レビュー。Civシリーズっぽくなり相変わらず面白い!

トロピコ』というゲームをご存知でしょうか。

簡単に説明すると、「プレイヤーは島の統治者(プレジデンテ)となり、あらゆる建物を建設しながら島を発展させる経営シミュレーションゲーム」です。
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前作『トロピコ3』にドハマりし、当時の私が持っていた「この世で一番面白いゲームはシムズだ」という確信を根底から覆した傑作ゲームです。


今回は最新作、トロピコ5のプレイレビューを書いていきます。

  • どことなくシヴィライゼーションっぽい
    • 技術ツリーが追加。1つひとつ技術を獲得!
    • 管理者の追加
  • プレジデンテの設定が簡略化され、固有の能力を持てるようになった
    • プレジデンテの親族が追加。一族全員で島を統治
  • 時代が進む
  • 交易要素の強化
  • スイス銀行の利用が可能。プレジデンテをスキルアップ
  • まとめ

トロピコ5 PS4版

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記事を書くのが劇的に早くなる、たった1つの方法

ブログ運営について、有名なブロガーのほとんどが「とにかく更新しまくる事が大切」といっています。

 

「そうは言っても書くのが遅くて困っている」
「1日一本の記事を書くのはフルマラソンをするのと同じくらい大変だ」

 

という人も多いでしょう。

 

私も記事を書くのは遅い方で、ランサーズの稼ぎが伸びずにメチャクチャ苦労してたんですよ。

そんなときにある方法を試したら、執事速度が劇的に上がりました。 それまで30分かかっていた分量が20分に短縮!

調子がよければ15分で書き上げられるようになりました。

 

 

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○制限時間を決める

執事速度が劇的に上がる方法。
それは、『制限時間を決める』です。

制限時間なんかあったらプレッシャーになって余計に書けなくなるんじゃないかとお思いの方もいるでしょう。
でもむしろ逆です。 制限時間がないからこそ時間がかかってしまうのです。


前に何かの記事で読んだんですが、時間がたっぷりあると思いながらやると、結局たっぷりある時間の全てを1つの作業に費やしてしまいます。

あと○時間も暇なんだから、急がなくてもいいや……と、無意識に思ってしまうんですよね。


○とりあえず書き上げる事が出来る!

また、執筆が遅い人というのは、『書きながら推敲する』傾向があるのです。

私もそうなんですが、一文書く毎に推敲し、「ここはこう書き換えればいいんじゃないか? いや、やっぱりこうした方が……」と考え込み、その一文から先に進めなくなってしまいます。

完璧主義な面があるというのでしょうか。 それが悪い方に転がってしまい、書くのが遅くなるんです。

 

制限時間を作ると、その完璧主義な面を黙らせる事が出来ます。


なにせ時間が掛けられない訳ですから、1つの文で立ち止まっている暇などありません。

 

完璧主義な心:「あぁ、そんなに早く進んじゃうの! ?もうちょっと時間をかければもっと良い文章になると思うんだけど……」

アナタ:「黙れ! こちとら時間が無いんじゃ、すっこんでろ!」

 

……という具合に。
そこそこの完成度ながらドンドン書き進められます。

 


○『とりあえず書き上げる』事が出来る!

制限時間を設けると、「とりあえず書き上げてしまおう」と思いながら書く事が出来ます。
結果的に早く記事を書き終えられる上、推敲もラクになります。
すでに全体が完成しているので、推敲も部分的にやれば良いだけですから。

 

さらに、こうして書いた記事も完成度はあまり変わらないんですよね。
時間を掛けて書いた記事と、とりあえずパパっと書いた記事とで完成度に差がないというのは納得がいかない所ではありますがw

 


メンタリストのダイゴさんも、「あえて自分に制限を書けることで、能力が劇的にアップする」といっています。
記事執筆・文章作成も、あえて制限時間を作ることで執筆速度がフル加速するわけです。

 

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○まとめ


記事を書くときは制限時間を設ける。
これは記事作成だけでなく、いろんな事に応用出来るテクニックです。
みなさんも試してみてはいかかでしょうか。