【ジョジョ4部】吉良吉影の努力家な一面を考察

稀代の悪役、吉良吉影

ジョジョの奇妙な冒険』で人気の悪役と言えば、やはり吉良吉影ですね。
主人公達以上の強さと、女性の手に強い性癖を持つ異常殺人鬼。しかし望みは「平穏に生きたい」。

 

強さと望みのアンバランスさにより、奇妙な魅力を感じさせる人物です。

 

この吉良は戦闘力のみならず、知力・体力共に、かなり高い能力を有しています。しかし私は、実は吉良吉影はかなりの努力家なのではないかと考えております。

 


吉良吉影はスペックが高く有能

吉良吉影を語る上で、やはり吉良のスペックの高さは避けてとおれません。

吉良の家には、吉良の賞状がたくさんありました。それらは全て第三位の賞状で、優勝や準優勝は1つも有りません。これは「目立ちたくない」と「親を喜ばせたい」という感情が組合わさった結果のもので、あえて3位を狙ってとったものです。

 

吉良吉影 3位


これは何度考えても凄い。


例えば長距離走で、狙った順位を取るのはかなり大変です。極端に足の早い奴と遅い奴との3人競争なら簡単ですが、そんな都合の良い場面はなかなかありません。

 

適度に手を抜いて中間の順位を取るって、スゴく難しいです。手を抜けるだけの余力がないと出来ません。

これだけでも吉良の能力の高さが分かります。

 

実は努力家?

スペックが高いが、努力家の一面もあります。 例えば川尻浩作と成り変わった時、筆跡の真似をひたすらしていました。

 

吉良吉影 川尻浩作


普通はこんな面倒な事はしない!
(仗助たちに見付からないよう念入りに成り済ます必要があったでしょうが)
自分にとって必要なら、地道な努力も辞さないという性格が読み取れます。


しかしこのシーンの吉良を見ていると、
『むしろ吉良は努力して高スペックになったんじゃないか?』と思えてきます。

 

親を喜ばしたいから、勉強やスポーツを頑張り、実力を付けた。
ある時、何かで1位をとった(賞状には残らないもの)が、その時は教師に名指しで称賛されてしまい、「あまりに高い順位だと目立ってしまう」と、幼き日の吉良吉影くんは学んだ。

 

そこで目立ち過ぎないよう、3位くらいの順位を取る事を目指し始めた。結果的に狙って3位を取れるまでに、能力が高まった。

 


こういう考え方も出来ます。
かなり現実的に妄想するとこんな流れでしょうね。

 

吉良は高い能力と戦闘力を備えた悪役なので、こういう努力は似合わない気もします。
筆跡練習だって一度は追い詰められた吉良が、確実にピンチを脱しようと足掻いているシーンです。

 

ただ私にはどうしても、吉良の姿に努力家の一面が見えます。

 

高い能力を有してはいるが、目的を達成する為には地道な努力も出来る。真に高スペックの人間には、こうした面が必要なのかもしれません。