『Marvel's スパイダーマン』をクリアしたのでレビューを書きます。
バトルの爽快感が素晴らしい良作でした。
ウェブスイングによる移動が秀逸。動かすだけで楽しい。
スパイダーマンといえばウェブシューターが繰り出す糸を使って、ビルの隙間を通り抜けるような移動です。
当然ゲームで再現されており、それどころか移動するだけで楽しい。
思った通りに動けます。
他にも着地した瞬間に高速でジャンプするスキルもあり、慣れると超スピードで移動する事も可能。
https://www.youtube.com/watch?v=Pyc-P8pG0xY
PS4「Marvel's SPIDER-MAN」でスパイダーマンがビルの合間をスイングしていく様子
また壁を走る事も出来ます。まるで重力を無視するように、高層ビルを垂直に走れる。
もはやクモの能力で出来る事じゃないような気もしますが、これも楽しい。
動かすだけで楽しいという感覚は『スーパーマリオ64』を思い出しました
コレクション要素が集めやすい
オープンワールドらしく、マップの至るところにコレクション要素とサブミッションがある。
これらは全てマップに表示されます。
一部例外がありますが、ある条件を満たせばそれもマップに出るようになる。
これは地味に嬉しい。
隠しアイテム扱いでマップ表示されないゲームもあるなかで、これは素晴らしい。集めるのが苦痛になりません。
コレクション要素のバックパック収集が楽しい
コレクション要素の1つであるバックパック。
中にはピーターの私物が入っており、取るたびにピーターが思い出を語ってくれます。もしかしたらアメコミで描かれたエピソードから引用されているのかもしれませんが、原作を読んだ事の無い私でも裏設定を見ているようでワクワクしました。
変身するたびにバックパックをその場に置き、そのまま忘れたのでしょうね。台詞を聞きたいが為にメインストーリーそっちのけでバックパック収集をしたくなります。
バトルの爽快感がヤバイ
『Marvel's スパイダーマン』のバトルは、攻撃・回避・ウェブ(糸)の3つを組み合わせて行います。
ウェブでの移動と同じく、バトルも思った通りに動きます。というより直感的に戦えます。
【PS4スパイダーマン】戦闘が楽しすぎる! サイドミッション フィスクのアジト
攻撃の途中でも回避出来るのか、回避をミスるという事がありません。
その回避も、攻撃される直前にスパイダーマンの頭の上に合図が出るので、それが出た瞬間に回避ボタンを押せば良い仕様。
これにより敵に囲まれた状態でも全く平気。
敵から攻撃されそうになったらすかさず回避→反撃が出来、無双することが可能です。
簡単操作であそこまで爽快なアクションが出来るのはスゴい
また、一撃必殺のフィニッシュムーヴも演出が良い。バリエーション豊かで飽きず、むしろ爽快感が素晴らしいです。
映画のバトル描写そのものです。
スーツの種類が圧倒的。歴代スパイダーマン他、様々なスーツが着用可能
スーツの変更が出来るのですが、これもかなり種類豊富。
例えばノワールスーツ。全身黒で、一見するとスパイダーマンっぽくないスーツ。
これは禁酒法時代に存在した”スパイダーマン・ノワール”のスーツです。
サム・ライミ版『スパイダーマン』のスーツや、『スパイダーマン ホームカミング』のアイアンスパイダー、さらにアメコミの絵柄そのままのグラフィックのスーツなど。
他にも出典が分かりませんが、様々なスーツを入手出来ます。
スーペリア・スパイダーマンも使用可能
またドクター・オクトパスがスパイダーマンとなった、スーペリア・スパイダーマンも使用可能。
二次創作みたいな話ですが公式キャラです。(アメコミはそもそも公式が二次創作やっているみたいなものですが)
スーツパワー(スキルのようなもの)を使うので短時間ですが、4本のアームを駆使した戦闘が出来ます。
エレクトロやライノなど、ヴィランも多数登場
エレクトロやライノなど、ネタバレになるので詳しくは伏せますが、ドクター・オクトパス関連のヴィランがぞくぞく登場します(本家とは少し顔ぶれが違いますが)
ヴィランとの戦闘も、様々な攻撃を仕掛けてくるので飽きません。個人的にはエレクトロとの戦闘が、電撃のエフェクトが派手でお気に入りです。
https://www.jp.playstation.com/games/marvels-spider-man/character/
総評
スパイダーマンのファンにはもちろん、「映画で少し好きになったくらい」という人にもオススメです。
『Marvel's スパイダーマン』を買う前、スパイダーマンの事について調べたんですよ。その時にスパイダーマン・ノワールやスーペリア・スパイダーマンの存在を知ったのですが。
ゲーム内で両者が出たのは嬉しかったです。
ストーリー、演出、操作性、共に素晴らしく、大変楽しめる作品です。