誰かに相談された時、「そういう時は考え方を変えれば良い」とアドバイスする人が居ますよね。
こういうアドバイスは、相談者にとって何の役にも立ちません。
困難な状況に陥っている人は、そもそも考え方を変える余裕が無いからです。
例えばこんな経験ありませんか?
スポーツなど成績が振るわない時、自分が気付かなかったフォームの乱れをプレイメイトに指摘されたり。
ゲームでどうしてもクリア出来ない場所があったけど、入浴や仕事中に、「あぁ、あのステージはこういう行動を取れば良かったのか」と、良い攻略法が思い付いたり。
どんな場合でも、解決法を思いつくのは問題から遠ざかった時です
アイデアが閃くのは心身がリラックスした時といいますが、この場合も同様です。
入浴やベッドに横たわってリラックスしている時は、一時的にでも自分を取り巻く状況から離れられるから。
リラックスの他、瞑想や内観で自分を客観的に見るという方法もあります。
いずれにせよ、第三者にならないと良い解決法はなかなか見付かりません。
こう考えると、「考え方を変えれば良い」というアドバイスがどれだけ役立たないか分かりますね。
例え善意のアドバイスであっても、言っている事は「そんなことテメェで何とかしろ」と言っているのと同義です。
親しい誰かにアドバイスを求められた際は、「考え方を変える」といった事は言わないようにしたいものです。