【となりのつねこ】つねこさんに勧める、映画レビューを書くコツ
ブログにはあまり書かないですけど、映画を見るのが好きです。よくDVDをレンタルして来て見ます。
せっかく観たなら感想くらい書けば良いとは思うんですけどね。せっかくこういうブログもやっているんだし。
ですが映画以上にゲームが好きなので、やっぱり書くモチベーションが湧いてくるのはゲームレビューですね。気が向いたら映画のレビューも書くといった具合です。
ところで、となりのつねこというブログがあります。つねこさんという人が書いている雑記ブログです。
その記事にオススメ映画を紹介したものがあるのですが、これを読んで「もっと書けることあるのにもったいないな」と思いました。その作品がなんでオススメなのか紹介しきれていないイメージです。
そこで今回はつねこさんに、「こういう事を書けばレビュー記事の説得力が上がりますよ」というものを提案するつもりで書いていきます。
つねこさんに限らず、映画のレビュー記事を書きたい人の参考になるかと思います。
1.実際に見なければ分からないような細かいことを書く
ブログの弱点だと思うのですが、映画やゲームのレビューって、その人が実際に視聴orプレイしたか、読んでいる人には分かりません。
YouTubeのように動画でレビューするならともかく、文字だけでは分からない。下手するとAmazon辺りのレビューをコピペしたんじゃないか、などと思われかねません。
そこで実際に映画を観ないと分からないような事を書くと良いです。
例えば、前に書いたスーサイド・スクワッドの感想を例にします。
映画中盤で、チームが任務を放棄してバーに向かうシーンがあります。そのシーンで、ディアブロがキラークロックをバーに誘っているんです。キラークロックの肩を、「一緒に行こうぜ」みたいな感じにポンッと叩いているんですよ。
詳しくはコチラをお読みください。
で、これがよく観ないと見逃すくらいさりげないシーンなんですね。ビルの屋上から撮影したのか、役者全員が小さく映っているので気付かない人も多そう。
こういう細かいポイントに注目した感想を添えるだけで、「これは少なくとも本当に映画を見た上で書いているな」と思って貰えます。
2.背景・小道具に注目して書く
良い映画には、世界観を完璧に作るために背景や小道具にものすごく拘っている作品が多い。そういった部分に着目するのもオススメです。
「主人公の内面を表すようなインテリアが印象的でした」みたいに書くと、より深く映画を観ている印象が与えられます。
昔、『私立探偵 濱マイク』というドラマがありました。そのドラマで、撮影に使われた小道具を視聴者プレゼントしていたんです。掲示板に貼られていた紙とか、マイクを縛るのに使われたロープとか。
毎週、ものすごいマニア向けなプレゼントだなと思っていました。
このプレゼント企画のせいか、一時期ドラマの背景や小道具を注意深く見るという楽しみ方をしていました。
今も小道具に目を向けるクセがあり、特に同じ作品を2回目にみる時は背景や小道具にも注目します。
背景の演出や小道具なんて見る人は少ないです。それを書くだけでレビューの説得力が上がります。
特にホラーやサスペンスなどでやりやすい。アクションシーンなら素直にアクションを見るべきでしょうね。CGをフル活用した超絶アクションバトルシーンなどは、むしろ背景なんか見ていたら役者に対する冒涜です。
背景に注目すると、言葉では語られないメッセージが読み取れる
これは私が本郷奏多主演の『GOTH』で、主人公達の部屋を観て思ったことです。
主人公の"僕"の部屋はシンプルですが、森野の部屋は魔女の部屋みたいなインテリアでした。
この部屋の違いは、そのまま2人の違いを表しています。
表面的には一般的な人間である"僕"が、内面は生粋の異常者。パッと見て異常者の森野が、実は異常に振る舞っているだけの普通の人間。この違いを部屋のインテリアで表しています。
詳しくは是非『GOTH』を観て頂きたい。本郷奏多はああいう役がハマる。
元々は小説で、こちらも面白いです。高校生のときに読んでハマりました。
クオリティの高い映画は、背景や小道具にもこだわっています。そこに注目すると言葉では語られないメッセージが読み取れる事も多々あります。
だからタダのマニアックな観賞法じゃないですよ。ちゃんと身のある行為なんですよ!
3.好きなシーン、イマイチだと思ったことシーンを書く
映画レビューというと、いかにも難しい考察を書かなきゃいけないと考える人もいるかも知れません。
ですが感想なんて「このシーンが好き、あのシーンはイマイチ」くらい簡単でも良いです。レビュー記事のクオリティを上げるなら、これが一番ラクかもしれません。
映画を観ていれば「ここ気に入ったな」、「ここ好きだわー」というシーンが必ずあります。そこについて書くだけで充分です。
レビューを読んでいる人の「自分もあのシーンが好きだな」という共感を得られます。
難しい考察が読みたい人は最初から考察記事を調べますからね。
レビュー記事なら読んだ人が共感すれば良いです。
レビュー記事の説得力を上げる方法まとめ
- 実際に見なければ分からない事を書く(本当に見たという証明になる)
- 背景・小道具に注目して書く(より深く見ているアピールになる)
- 好きなシーン・イマイチなシーンを書く(読者の共感を得るならこれが簡単)
……なんか2つ目の"アピール"というのが印象悪いですが。
要はそういうのに注目すると、レビュー記事の説得力を手軽に上げられるという事です。前述した『GOTH』のように世界観やキャラの内面を理解するきっかけにもなります。
これはあくまでも手軽で簡単にレビュー記事の質を上げるコツです。
出来れば何回も見て深いレビューを書くのが理想ですが、イチイチそんな事をしていたら人生の時間がいくらあっても足りません。
かといって手軽に済ませたら手抜きだと思われそうだし、要点を押さえただけだとレビューの説得力に欠ける気がする。
そんな時はこれらの要素を一文でも混ぜれば、レビュー記事の説得力が全然違うものになります。
つねこさんの元にこんなブログの記事が届くとは思わないけど、もし読んでいたら参考にして欲しいです。