【レビュー】RPG嫌いな私が『二ノ国Ⅱ』を楽しめた理由

PS4ソフト『二ノ国Ⅱ レヴァナントキングダム』にハマりました。

 

実は、RPGはあまり好まないんですよ。

昔からボタンを押しているだけという感覚が強くて苦手でした。

 

いや、ホントはそんなこと無いんだろうけど。

どちらかと言えばシミュレーションやアクションの方を好みます。

 

ですが二ノ国2はメチャクチャ楽しめています。何となくパッケ買いしましたが大正解でした。

 

今日はゲームコーナーでパッケージ裏を読むだけじゃ解らない、二ノ国2の素晴らしい魅力を書いていきます。

 

二ノ国2 レヴァナントキングダム<

 

 

スキル使いまくりの大迫力バトル

二ノ国2はアクションRPGであり、バトルはアクション性があります。

このバトルが楽しい。

 

二ノ国2 戦闘

https://www.youtube.com/watch?v=KhDAoCWFibM

スキルや魔法はMPを消費しますが、攻撃するだけで回復します。

普通に戦っていれば溜まる上、充填速度も高い。よってスキルも魔法も使い放題のダイナミックなバトルが可能です。

 

それでいてアバウトや大味な印象は無りません。

序盤を過ぎるとモンスターの強さが上がり、ゴリ押しで進むのが難しくなります。

 

「アクションゲームをやってる感」がしっかりあり、絶妙な調整がされています。

  

 

簡単RTS『進軍』

町から町へ移動するワールドマップでは、『進軍』という特殊な戦闘が出来ます。

 個人的に最も面白い部分です

 

二ノ国2 進軍

https://www.4gamer.net/games/369/G036989/20170819002/

 

例えるならシンプルなRTS

 

通常の戦闘はキャラVS敵キャラですが、進軍は部隊VS敵部隊のバトルです。

イメージとしてはピクミンRTSという表現が近い。

 

エバンを囲むように、4つの部隊が配置されます。L・Rボタンを押すと4つの部隊が回転し、これにより前衛にどの部隊を置くか簡単に決められます。

 

 

もちろん部隊にはそれぞれ兵科があり、敵の部隊に有効なものをぶつけるオーソドックスな戦法も可能。

 

さらに部隊には固有のスキルがあります。特定のキャラ(キングダム開発でも使える人材)を部隊長にすると、そのキャラ独自のスキルが使えます。

 

簡単にRTSの雰囲気を楽しめます。

複数の敵部隊を一気に殲滅出来るようなスキルもあり、戦略性は充分です。

 

 

キングダム開発の人材管理+スカウト

国の敷地に建物を作る、『キングダム開発』。

 

あらかじめどこに何が建てられるか決まっています。

残念ながら好きな場所に好きな建物を建てるといった『シムシティ』みたいな事は、もしくは『信長の野望 天下創世』みたいな事は出来ません。

 

面白いのは人材方面です。

エストで人材を集めて適切な建物に配置すれば建物が使えるようになり、新しい技術を研究するスピードも上がります。

 

序盤のほとんど人材が居ない所から人を集めていくプロセスが楽しい。他の町で存在感のあるキャラが自分の国にきてくれるのも嬉しくなります。

 

 

エバンが可愛い

主人公のエバンが非常に可愛い。

これはキャラグラフィックや設定はもちろんですが、ロウランとの関係性も大きな要素です。

二ノ国2 エバン

https://game.watch.impress.co.jp/docs/review/1111702.html

 (隣のスライムみたいなのはエバンの守護神。二ノ国の国王は守護神と契約することで王になります。)

 

エバンは若くして王に即位したものの、軍事クーデターにより国を追われた悲劇の王子。

準主人公は偶然であった青年、ロウラン。

 

二ノ国2 ロウラン

https://www.4gamer.net/games/326/G032681/20180312074/screenshot.html?num=008

二ノ国の世界にはもう1つ、別世界があります。

それは私たちのいる現実。作中では一ノ国と呼ばれ、神話のように語り継がれる世界です。

 

ロウランは一ノ国に生きていた、老齢の現役大統領。

事故に合い、何故か二ノ国に迷い混んでしまいます。何の因果か軍事クーデターの真っ最中に。しかも青年の姿に若返って。

 

クーデターを生き延びたロウランは、元大統領の知識を生かしてエバンを支えます。このロウランとエバンの関係性が大変素晴らしい。

二ノ国2 エバン ロウラン シャーティー

https://jp.ign.com/ni-no-kuni-2/10959/feature/ii-12

 

年上の青年・ロウランが幼き王・エバンを支え、共に新しい国を作り上げていく。

このストーリー展開が私の琴線にドストライクでした。

 

軍事クーデターが起こった時点の、エバンを守り戦う姿が格好良い。 

 

そしてエバンは「皆が笑顔で暮らせる国」を作る為、王国建設に励みます。

まだ少ない国民の前で、たどたどしくも頑張って自分の理想を演説するなど。

少しずつ王らしさを身に付けていくという成長物語です。

 

 

初めは守られキャラで始まり、段々と成長する姿が好感を持てます。

 

人によってはケモノやショタ属性に目覚める可能性もありです。

 

 

最後に:クリアまで突っ走ります

たまにRPGをやっても何となく遊ぶだけでしたが、二ノ国は久々に心から楽しんでいます。

 

武器・防具の強化や宝箱探しなど、脱線する要素が多くて楽しいです。

 

本気で楽しみたいゲームに出会えました。 

クリアまで楽しみ尽くします。

 

 

aobtd.hatenablog.com

『マーダード 魂の呼ぶ声』はクソゲーじゃない。ストーリーと雰囲気が最高の神ゲー【レビュー】

PS4/PS3ソフト『マーダード 魂の呼ぶ声』をクリアしました。

 

ネットでは評価が低く、クソゲーとも言われるこの作品。

実際にプレイしてみて、「むしろコレは神ゲーなのではないか?」と思いました。

 

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ホラー感満載のダークな雰囲気

マーダードは映画をそのままゲームにしたような、ストーリー重視の作品です。

ゲーム全体にホラーでダークな雰囲気が漂い、ストーリーを肉付けしています。

 

ゲーム内は夜なので暗く、町のあらゆる場所にボンヤリとした青白い幽霊が存在します。

 

 

壁抜け、憑依によるゴーストっぽさ

主人公ロナンは幽霊です。

なので壁のすり抜けや、町の住人へ憑依、強い未練を残した幽霊との会話など、アクションの全てが幽霊らしく作られています。

 

憑依して心の声を聞く、思考を操作する、現場に残る残留思念を読み取るなど。

 

もしも自分が幽霊になったら……という想像をしたことのある人は多いでしょう。マーダードは雰囲気が精巧に作られており、幽霊の状態をリアルに体験出来ます。

 

セイラムの歴史背景

舞台となるセイラムには、町の歴史を記したアーカイブが多数あります。オープンワールドでお馴染みの、世界観を断片的に説明するアレです。

 

過去に起きたセイラム魔女裁判(※実話)の様子が分かるなど、歴史の中で生き続けて来た町の雰囲気が出ています。

 

街中にはロナンの恋人の日記なども落ちており、出会いから結婚までの軌跡を読めるなど。主人公の背景もキッチリ描かれるのがポイント。

ロナンは全身にタトゥーを彫っており、一見するとギャングにしか見えません。そんなロナンがどういう経緯で刑事になったのか。恋人目線で明かされるロナンの過去は、物語として面白い。

 

恋人の日記はもちろん収集物の1つ。コンプリート要素として働きます。

 

幽霊のデザイン

マーダードは主人公が幽霊、町の至るところにも幽霊がおり、主要なキャラも幽霊が多い。この幽霊のデザインが素晴らしい。

 

マーダードには「幽霊は死んだ直前の状態でさ迷う」というテーマがあるらしく、ロナンは銃撃されて死んだことにより、胸から腹に書けて銃創があります。身体に7つの穴が空き、体内で炎が燃えているように光っています。

 

中盤にはベル・キラーの被害者である、水死させられた幽霊&焼死させられた幽霊が登場。

水死した幽霊は髪や服が濡れていたり、焼死した幽霊は右半身が燃えたままです。

 

この演出がお気に入りです。もしも自分が死んだら、そのままの状態で幽霊になるのかも……と感じさせられます。

 

幽霊や残留思考が存在する町、セイラム

マーダードの舞台はセイラム。かつて魔女狩りが行われ、多くの命が奪われた事件、セイラム魔女裁判が起こった町です。

 町には魔女狩りが行われた時代の幽霊が至るところに居ます。会話は出来ず、近付くと消えてしまいます。

 

動きも話もせず、ただ何かを訴えたいかのようにそこにいるだけ。

幽霊と遭遇した時のような、どう対処すれば良いか分からない不気味さがあります。

 

 

また、本作には建物の幽霊もいます。デッドマンズQ(荒木飛呂彦)みたいですが、これは残留思念です。

 

セイラム魔女裁判の犠牲者の残留思考なのか、建物自体のものなのか。

セイラムの至るところに当時の建造物やオブジェクトが幽霊として存在しています。

 

前述の幽霊と共に、奇妙で違和感のある世界観が演出されています。

 

幽霊ならではの捜査・推理

マーダードの特徴は幽霊にしか出来ないような捜査方法です。

 

マーダードのストーリーは、未練を残して幽霊となった刑事、ロナン・オコナー(CV:山寺宏一)が、自分を殺害した連続殺人鬼、ベル・キラーの正体に迫るというもの。

 

犯行現場で証拠を集め、ベル・キラーの犯行や行動を推理するのがゲームの中心。戦闘などはほぼ無く、推理アドベンチャーといえます。

 

 

証拠集めには憑依して思考を操作したり、残留思念を読み取って犯行の瞬間を見たりなど、人間には不可能な捜査を出来るのが大きな魅力。

 

こうして集めた証拠を手掛かりに、自力で推理するのも楽しいです。

もし間違えても考え直しになるだけでペナルティは無し。どうしても解らなければ総当たりで何とかなります。

 

 

悪霊のデザイン、存在感

ゲームを進めていると、建物の中に悪霊が出現します。

街中の幽霊とは明らかに違う、禍々しく一目でヤバいと分かる見た目です。

 

悪霊が徘徊する空間に入ると、耳を突き刺すような叫び声が響きます。この叫び声の怖さが尋常じゃないレベルです。

イヤホンで聞くと本能的な恐怖を感じされられる程。

 

見付かったら隠れない限りどこまでも追いかけて来ます。リアルに身の危険を覚えます。

 

見つからないように背後から近づけば浄化(強制的に成仏させる事)が可能です。

 

この浄化の際、その悪霊の生前の姿が表れます。それが以外と普通の姿。

目の前の悪霊も以前は自分(ロナン)と同じ普通の幽霊だったのかも……と思わせられる、地味に良い演出です。

 

 

クリアしての感想

これはストーリーと雰囲気を楽しむ作品です。

 派手なアクションは無く、難易度も低め。

だからこそ雰囲気を楽しんでいればストーリーが進みます。

  

周回要素は無く、収集物をコンプリートしようと思ったらニューゲームでやらなければなりません。

 

憑依してもNPCで行動できる訳ではなく、思念操作も限られた場面でしか出来ないなど、自由度の面では首を傾げるのも事実。

 悪霊との戦いもオマケみたいなものですし、無視する事も出来ます。

 

 

よってマーダードをオススメしたいのは、「雰囲気の良いゲームがやりたい」、または「映画のようなストーリーに入り込みたい」という人。

 

逆に「ゲームといえばアクション性あってこそ!」という人は拍子抜けする出来と言えます。

 

総評

アクション性と自由度はイマイチ。しかしストーリーと雰囲気は最高峰

 映画を見るように楽しめば最高のゲームです。

 

難易度は低めで、収集要素をやらなければ5時間ほどでクリアできるお手軽なボリューム。

その分ストーリーに入り込めるし、ひたすら雰囲気を満喫出来ます。

 

ネットの評判を見て買い控えしているなら、雰囲気とアクションのどちらを重視するか考え直してから検討すると良いでしょう。

 

3DSゲーム『僕のヒーローアカデミア バトル・フォー・オール』レビュー。キャラゲーのお手本

少し前にジャンプ漫画『僕のヒーローアカデミア』にハマりました。

ニンテンドー3DSソフト『僕のヒーローアカデミア バトル・フォー・オール』もプレイしたのでレビューします。

 

 

 

 

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操作とコンボが非常に簡単かつ、本格的バトル

本作はオールマイトが直々に操作方法、各キャラの技の出し方やコンボの繋ぎ方を教えてくれます。説明書を見なくても動かせる親切設計。

 

コマンドもシンプルで、技を出そうとしたのに出せなかったという事はありません。必殺技もボタン二つの組み合わせで出せます。

 

『ワンピース グランドバトル』シリーズの操作性が好きな人にオススメ。演出が派手なので、戦っている感覚もしっかり感じます。

 

 

キャラ数はフルキャストではないものの、かなり多い

操作可能なのは1ーA生徒の一部とオールマイト、他隠しキャラ1名。

他の生徒(常闇踏陰、芦戸三奈、障子目蔵など)やヒーロー(イレイザーヘッドリカバリーガールなど)はサポートキャラとして登場します。

 

 

技やモーションは愛が感じられる原作再現度

技は基本的に原作準拠です。原作のコマを再現した技が多く、原作愛が感じらます。

 

緑谷出久の必殺技は指で撃つスマッシュと、入学試験でロボに食らわせた拳のスマッシュです。

 

爆豪勝己なら体育祭で切島に放った連続爆撃と、轟に見せたハウザー・インパクト。轟焦凍は同じく体育祭での瞬間氷結。麗日お茶子は彗星ホームランと流星群。

 

この他のキャラも原作のコマを再現した技を持ってます。

 

モーションも同じく原作準拠。

例えば飯田天哉の必殺技は、非常口のポーズでフィニッシュ。上鳴電気は電撃で脳がショートした時の「ウェ~イ」でフィニッシュ。青山優雅はレーザーの打ち過ぎでお腹が痛くなった時のポーズでフィニッシュ。

  

描写の少ないキャラはゲームオリジナルの技が多いものの、可能な限り原作を再現しています。

 

 

雄英入学~USJ襲撃編までのストーリー

キャラ毎にストーリーがあり、基本的には一章毎に違うキャラと戦闘するという流れです。原作で絡みの無かったキャラ同士の会話が聞けます。

 

最終章ではUSJ襲撃が起こり、かならず弔との戦闘になります。

 

操作キャラ毎にセリフも違うから飽きません。何より「もしもあの時、あのキャラが死柄木弔と戦っていたら」というifが見られるのが嬉しい。

 

エンディングではオールマイトと共に「プルス・ウルトラ!」と声をあげ、「これが、○○のヒーローアカデミア!」と決意を新たにするセリフで締められます(○○にはキャラ毎の一人称が入り、緑谷なら「僕」、麗日だったら「私」、爆豪なら「俺」などに変わる)。

ヒーローになるという決意を改めて持つエンディングが素晴らしいです。

 

 

下画面の操作でステータスアップ

下画面のスクリーンを操作することでキャラの性能が一時的にアップ出来るシステムです。

両手が塞がっている事を想定されているので、タッチスクリーンの操作は簡単。タッチペンではなく親指で操作するのがコツでしょう。

 

キャラによって操作が異なり、例えば緑谷は下画面を何度もタッチする、轟は左右に別れた画面のどちらかを連続タッチする事でパワーorスピードが上がる・八百万は決まった図形を描く………など。

それぞれの個性が反映されています。

 

相手がダウンした隙にタッチスクリーンを操作するのがコツ。パワーアップしてさらに追い討ちを掛けるのが楽しいです。

 

 

プレゼントマイクの実況風掛け声が最高。プレイを邪魔しない絶妙さ

戦闘中に英語教師・プレゼントマイクの実況風掛け声が流れます。

コンボを決めると「アメイジング!」、先制攻撃をすれば「ファーストアタック!」、超必殺技で相手を倒すと、「プルスウルトラKO!」など。

 

超必殺技、プルスウルトラ技で相手にトドメを指した時の演出が素晴らしいです。

 

バトル・フォー・オールではプルスウルトラ技を当てるとムービーが入ります(『ワンピース グランドバトル』シリーズのように)。

必殺技でトドメを指した場合、必殺技ムービー終了直前に画面が停止して「プルスウルトラKO!」と、プレゼントマイクの声が入ります。

 

この停止するタイミングが絶妙の一言。ゲームの流れを止めず、プレイの邪魔にならないよう、丁寧に調整されています。

何がなんでも超必殺技でトドメを差したくなるほど、クセになる演出です。

 

 

決まった条件をクリアする『カリキュラム』

サブミッション的な要素に、『カリキュラム』があります。カリキュラムをクリアしてお金やヒーローポイントを貯め、新しいコスチューム入手やステータスを成長させるというもの。

 

カリキュラムのミッションはゴミを掃除、仮装ヴィラン(ロボット)討伐、対戦など。フラッグ(旗)を指定された数だけ集めるといったものもあり、種類豊富です。

カリキュラムの内容は基本的にどのキャラも同じですが、セリフが異なるのでそう簡単に飽きません。

 

 

ヒーローコスチュームの変更が出来る『カスタマイズ』

お金を貯めて少しずつコスチュームや体操着を集める。コンプリート要素としても優秀なシステム。

さすがに緑谷に爆豪のコスチュームを着させるといったことは出来ません。出来たら面白かったけど。

 

 

気になった点

やはり操作キャラの数。少なくはないものの、常闇や芦戸といったキャラも動かしたかった。描写の少なさが原因でしょうから、原作描写が増えた今ならもっとキャラ数を増やせると思います。

 

 

轟焦凍の攻撃方法が氷結のみ

轟の個性は右半身から冷気を、左半身から熱を発する"半冷半熱"です。

しかし轟の攻撃が氷結のみで、炎を使いません。ヒーローコスチュームも初期の 「炎側(左半身)を覆い隠す」ものです。

 

轟が戦闘で炎を使ったのは体育祭で、初期はほとんど描かれていないからでしょう。頑なに左(熱)を使わないのはある意味原作準拠と言えますが。

  

また、峰田の技名はなぜか擬音。プルスウルトラ技も体育祭で仮想ヴィランに追突されたシーンの再現です。違和感ありありですが、これはこれで峰田らしさがあって良いかもしれません。

 

 

続編があるなら

キャラにプロヒーローや操作不可だった生徒、ヴィランを追加してほしい。これに尽きる。

特にオール・フォー・ワンやステインなどのヴィランや、グラントリノ、シンリンカムイといったヒーローも追加して欲しい。

 

各々が必殺技を身に付けた今なら、本作よりももっと白熱するバトルが楽しめるはずです。

 

 

総評

原作再現度や演出など、キャラゲーのお手本というべきクオリティです。格闘アクションとしても楽しい。

僕のヒーローアカデミア』ファンなら買って損はありません。現に私は得しました。梅雨ちゃんと耳郎を操作できたのが嬉しい。

ファンなら買っても絶対に損しない作品です。

 

 

PS4僕のヒーローアカデミア One`s Justice』も楽しみ

もうすぐPS4ソフト『僕のヒーローアカデミア One`s Justice』が発売されます。

皆さんは買うでしょうか?

私はもちろん買います。発売後すぐに買います。

 

キャラ数が増えた上に、公式トレーラーを見る限りバトルの爽快感もかなりのものです。我らがヒロイン、トガヒミコを動かせるという点が楽しみです。

 

 

モバゲータウンがオワコン化したのは『ゲーム結果を日記に書く』機能が追加されてから

何年か前にモバゲータウンにハマッていました。今は放置しています。

 

 

もともと色んな人の日記を読むのが楽しかったのですが、ある時を境に急激につまらなくなったんです。

 

そのある時とは『ゲーム結果を日記に書く』というシステムが追加された時。

 

 

モバゲーのマイページには友だちの新着日記が表示されるページがあります。

 

はてなブログで言うならおすすめ記事みたいなものです。

友だち登録した人の日記が更新された順に表示されます。SNSやコミュニティサイトでお馴染みですね。

 

そしてゲーム結果を日記に書くシステムとは、ゲーム終了後ワンタッチで結果を日記にコピペできるというもの。

 

 

以前は新着日記を読むのが楽しかったのですよ。

 

ところが上記のシステム実装後、新着日記のお知らせ欄がゲーム結果で埋め尽くされる事態に。

 

そんな中でもゲーム結果以外の日記を書く人はいましたが、だんだんそういったのを探すのがダルく感じるように。

 

結局その後ミクシーにハマり、モバゲータウンは徐々にアクセスしなくなりました。

 

 

人はラクな方に流れる

ゲーム結果を日記に書くというシステム1つで、モバゲータウンの面白さが大幅に削られました。

 

 

新着日記のお知らせページが日に日にゲーム結果だけで埋め尽くされていく様子は、今でもちょっとしたトラウマです。わりとマジで。

 

個人的にゲーム結果日記が多くなった原因は、ワンタッチで書けてラクだからだとおもいます。

 

もともと文章を書くのは手間です。面倒なものです。

モバゲーの日記は短い文章が多いですけど、それでも書くという行為はそれなりの手間がかかる。

 

一方、ゲーム結果は遊んだついでにボタン1つで書ける。ゲームのスコアが一発でコピペされ、一言感想を書けば日記になる。なんなら結果のコピペだけでも投稿できる。

 

こんな楽なシステムがあるなら、そりゃみんなそっちに流れるよねって話です。

 

 

コミュニティの一生

少し違うけど、「コミュニティの一生」という有名なコピペを思い出しました。

 

以前は面白かったものが面白くなくなり、人が離れるという流れは同じです。

 

 

【コミュニティの一生】

 

面白い人が面白いことをする

面白いから凡人が集まってくる

住み着いた凡人が居場所を守るために主張し始める

面白い人が見切りをつけて居なくなる

残った凡人が面白くないことをする

面白くないので皆居なくなる

 

 

当時からモバゲータウンは人気に陰りが見え、オワコン化が進んでいましたが。

ゲーム結果を日記に書く機能がそれを後押しする一因になったのでしょう。

 

その頃のモバゲータウンは面白かったのですけどねぇ。残念。

 

今はミクシーも飽きてツイッターにハマッています。短文で成立するSNSが最高にラクです。

やはり人間、ラクな方に流れてしまうものです。

牧場物語みたいなゲーム(ソシャゲ以外)をまとめてみたよ

先日、ひつじ村のプレイ日記+レビューを書きましたね。

aobtd.hatenablog.com

「そういや牧場系ゲームって他にどんなのがあるんだろ?」と思い、ググって見たんですよ。そしたら出てくるのはソーシャルゲームのページばかり。

そんなに人気なのかと思いましたが、それ以上に「ソシャゲじゃなくコンシューマーゲームを調べたいんだよ!」と歯をくいしばって感じました。


今回は調べて出てきた、ソシャゲ以外の牧場系のゲームをまとめていきます。新しいゲームを買うとき為に個人的なまとめでもあります。

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http://farmingsim17japan.com/

牧場物語

牧場系ゲームの代名詞的作品。住人とのコミュニケーションや季節のイベントがある他、作品によってはサブミッションの要素もある(特定の作物を渡す、ある種類の魚を釣って渡す……など)
人気タイトルなので多くの作品がリリースされており、選び放題。キャラやイベントも作品ごとに多様なので、基本どれを選んでも楽しめる。

牧場物語



ファーミングシミュレーター

牧場作業に特化したゲーム。目的としては作物をうって金を貯め、農機具や新しい畑を買う。マップにはいくつもの農業用地があり、それらを全て買うのが大まかなプレイ目的。
マップは広く農具点や出荷場、住宅地などもあり、走り回ったり建物を観察したりするだけでもかなり楽しめる。たまに芝刈りアルバイトなどのサブミッションが発生するのも面白い。農機具の種類が多用で、コレクション要素としても働く。機械好きな人は特にハマるはず。



箱庭生活ひつじ村DS

我が生涯のお気に入りゲームの1つ。移動可能マップは牧場のみでコミュニケーション要素もわずか。ひたすら牧場作業に特化した作品
持ちきれないアイテムは地面に置いておくしかない仕様だが、配置を工夫すれば個性溢れる牧場を作れる。動物は繁殖する度に毛色(グラフィック)の異なる個体が生まれてくるのが凝っている。

aobtd.hatenablog.com



アストロノーカ

PSソフト。牧場というか農業系ゲームで、野菜を育てたり品種改良したりがメインの作品。大きな特徴として『未来の世界で、地球以外の土地で野菜を育てる』という点がある。
野菜は地球外惑星の影響で独特な進化を遂げており、品種改良によって家より大きいカブや不老不死になる人参などを作成可能。野菜コンクールで勝ち進み、宇宙一番のノーカを目指すというゲーム。

グラフィックも野菜毎にしっかり 用意されている上、前述の大きさや栄養価、模様などの特徴も反映されるので、現実どころか未来にすら存在するとは思えないほどの個性的な野菜が作れる。いわばSF農業ゲーム
プレステ時代は風変わりな作品が多かったが、そんな時代を反映するかのような作品。

ルーンファクトリー

RPG要素を追加した牧場物語農業要素は薄い反面、ダンジョン探索や恋愛要素が強く、ムービーが多用されているなど、本家とはまた別の方向性に進んでいる。

2019/06/07追記
ニンテンドーDSルーンファクトリー4をプレイしました。
長らく未プレイでしたが、やって良かったと思える面白さです。
aobtd.hatenablog.com
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以下は未プレイ作品。

スタデューバレー

海外で製作されたインディーズゲーム。
牧場物語のフォロワー作品として語られるが、キャラエディットや複数の牧場マップがあるなど全く同じではない。
グラフィックがメチャ綺麗で興味深い。
http://kuma-usa.com/archives/4295



ポポロクロイス牧場物語

ポポロクロイスシリーズとのコラボ作品。
ポポロクロイスシリーズも未プレイなので何とも言えないが、ポポロクロイスのシステムをベースに牧場要素がプラスされているらしい。
『ポポロクロイス牧場物語』公式サイト


まとめ

個人的にソーシャルゲームは肌に合わず、ゲームはコンシューマ派です。たまに遊ぶけど、作業感が出ると一気に冷めてしまいます。

その点、牧場系ゲームってスゲーよな。作業ゲーなのに全然飽きないんだもん。

好みは人それぞれですが、牧場系ゲームは今回挙げたようなタイトルがオススメです。特に未プレイ以外のものはどれも面白いので、ぜひ1度は遊んで欲しいです。

aobtd.hatenablog.com
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洋画や海外ドラマはある種のファンタジーとして目に映る

海外映画をみたあとにサスペンスを見ると面白さにかける。

 

先日テレビ放映されていた『シャーロック・ホームズ』を見たんですよ。ロバート・ダウニー・Jr.が主演の。

 

その後にチャンネルを変えたら、ちょうどサスペンスドラマが放送されていて、終盤を迎えるシーンから見たんです。

 

それで思ったのが「なんかイマイチ……」でした。

 

 

 

先に言うと、別に日本のドラマの出来うんぬんという話ではありません!

クオリティが低いなんて言いたい訳じゃないですからね。

 

 

単純に「何で自分はこのドラマをイマイチだと思ったんだろう?」と疑問に感じました。

 

シャーロック・ホームズはDVDを買うくらい好きな作品だからかもしれない。

もしくはストーリーも登場人物も分からないままクライマックスを見たせいかも知れない。

 

考えた結果、『海外の作品はファンタジーとして見ているから』だと感じました。

 

 

 

海外の映画・ドラマはある種のファンタジーとして目に映っている

日本で生きていると、海外出身の人を見かける機会が少ない。都会ならともかく田舎の方だと特に。

 

近年は海外出身の人を見かける頻度は増えましたし、何なら私もほんの少しだけど会話した事もあります。(残念ながら英会話は出来ません。あの時は日本語の上手な人で助かった)

 

 

でも日常で私らが目にするのは、圧倒的に日本人が多い。つまりアジア系の顔。風呂好きローマ人が言うところの"平たい顔族"。

 

アジア人の顔立ちを見慣れた人にとって、普段見かけない外見の人が演じている映像作品は現実離れした光景に見えます。

 

例え現代を舞台にしたストーリーでも、ある種のファンタジー作品のように感じる。

 

これが海外産ドラマ・映画と日本産のそれを見比べた時の印象の違いです。

 

 

 

幼少の頃から海外ドラマを見ているとなおさら

特に私なんか、子供の頃からNHKのチャンネルで海外ドラマを見続けてきましたから。

 

往年の名作『フルハウス』を始め、ティーンの魔女が高校生活を送る『サブリナ』、シリーズ化された『ボーイ・ミーツ・ガール』など。

タイトルを思い出せない作品も含めれば結構な数の海外ドラマを毎週欠かさず見ていました。

 

だから人よりも海外ドラマがファンタジー作品として見る感覚が強いのだと思います。

 

 

邦画や日本製ドラマも見始めれば最後まで見続けるほど楽しめます。

上記のドラマも最初から見れば楽しめただろうし、洋画も全く分からない状態で観れば面白くなかったでしょう。

 

ですが異国の人間によって演じられた作品は、やはり現実離れした光景に思えます。

言葉選びや比喩表現も日本語とは違った風味が感じられますからね。

 

ファンタジーを見ているような楽しさがあるから洋画や海外ドラマは楽しいです。

 

【龍が如く】高速移動&分身……真島の兄さんの能力が人間を辞めてる件

龍が如くの人気キャラといえば、真島の兄さん
人気投票では主人公を差し置いて一位になるなど、ゲーム内外で存在感の高い人です。

つい最近『龍が如く0』をクリアしまして、桐生さんと真島の兄さんが駆け出しヤクザだった頃のストーリーで、シリーズファンとして嬉しい作品です。
真島の兄さんこと真島吾朗がプレイアブルキャラクターで、今まで最新作毎に戦う事となっていた真島の兄さんを操作出来て感激でした。

今回は真島の兄さんが各タイトルでどういう性能だったかを振り返っていきます。


真島吾朗とは?

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「東城会」の二次団体である「真島組」の組長。若き日には嶋野太率いる「嶋野組」に属し、その中で武闘派極道として高い評価を得ており「嶋野の狂犬」の異名で呼ばれていた。その異名は語り継がれ、現在も東城会一の武闘派極道として恐れられている。

非常に破天荒かつ男気溢れた性格の持ち主でユーザーからの人気も高く、第一作目『龍が如く』で初登場して以降、外伝含む多くの作品に登場している。
https://dic.pixiv.net/a/真島吾朗https://dic.pixiv.net/a/真島吾朗

性格

非常にユーモラスで破天荒な性格の持ち主で、組織内外では良くも悪くも強烈な存在感を示している。部下である真島組の構成員たちも彼の読めない言動には振り回され、ときには理不尽な暴力を見舞うこともあり畏敬の念を抱かれている。一方、嘘が嫌いで正直者を好きだと公言し、女子供を気遣う一面もあるなど、狂気的ではあっても下種ではなく、時には極道としての侠気をみせる場面も。
https://dic.pixiv.net/a/真島吾朗https://dic.pixiv.net/a/真島吾朗

刺青は般若、白蛇、椿

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http://vtastes.com/retro-game/ryugagotoku-zero-irezumi/

背中には般若、両肩には白蛇の刺青が施されている。本来、般若は嫉妬や憎悪といったネガティブ性の、白蛇は神の使いなど神聖なイメージの象徴だが、こうした相反する象徴物が混合され描かれることで彼の「クレイジーさ」を強調している。
https://dic.pixiv.net/a/真島吾朗https://dic.pixiv.net/a/真島吾朗

秋山より早く登場したスピードスター

真島の兄さんの注目すべき能力は「スピード」です。龍が如くでスピードといえば秋山駿。『スピードスター』や『神速の朱雀』との異名を持ちます。
しかし真島の兄さんのスピードが強調され始めたのは『龍が如く3』からであり、秋山の初登場は『4』です。元祖スピードスターと言えます。


龍が如く3』で高速スウェイ会得

龍が如く3』で真島の兄さんは高速スウェイ(回避動作)を獲得します。

『3』において真島の兄さんと戦うのは第七章、神室町地下の闘技場です。地下闘技場の戦闘では、金網で囲まれた狭いリングの中を残像が残るほど速いスウェイを繰り出します。
上手く隙を付かないと攻撃を当てられない程です。


龍が如く4』で高速回転を披露

複数主人公性となった『龍が如く4』では高速回転をしながらの突進攻撃を披露します。
通称「回転独楽」。

『4』における真島の兄さんとの戦闘は第二部、四章。冴島大河のストーリーにおいて。
冴島大河は4で初登場した主人公格の一人で、真島の兄さんとは兄弟分。「極道18人殺し」の実行犯として逮捕された元死刑囚であり、桐生さんと同じ東条会に伝説を残したヤクザです。

大型バイクを持ち上げるほどの怪力を持つパワーファイター。ストーリーで唯一桐生さんと戦い、手負いとはいえ引き分けに持ち込むほどの実力者です。

真島の兄さんは冴島とのバトルで高速回転を初披露しました。体力ゲージが減ると紫のオーラを纏い、高速スウェイをするように。それから程なく、両手を広げて高速回転し、突進攻撃を繰り出してきます。
その光景たるや、コマがベイブレードそのもの。しかもスウェイでも避けきれないほどの攻撃であり、初見ではド肝を抜かれること必至です。


龍が如く5』ではついに分身!

シリーズヒロイン、遥が主人公になった『龍が如く5』。本作の真島の兄さんはついに分身までします。

『5』の最終部にて、ミレニアムタワーの屋上で冴島大河の前に立ちはだかる真島の兄さん。
体力が減ると全身が青黒いオーラに包まれ、四人に分身します。もちろんそれぞれが別々に動き、しかも高速スウェイ持ち。しかもドスまで各自が装備しています。

分身といえば、『3』のIF7で登場するラウ・カーロンです。桐生さんの記憶から再現され、徒手空拳薙刀・鉤爪の攻撃を繰り出す3人のラウと同時に出現。3人のラウとの同時バトルとなります。

コレはバーチャルのゲームでしたが、『5』の真島の兄さんは現実世界である神室町で分身します。
この分身攻撃によりラスボスより強いとまで囁かれている真島の兄さん。もはや人間を超越しました。


動体視力も高い

これほどのスピードを繰り出す真島の兄さんは、動体視力も高いと予想できます。身体の動きが速まると目に見える光景も猛スピードで動くので、目で正確に捉えるのはかなり難しいです。
つまり真島の兄さんはスピードだけでなく動体視力もかなり高いレベルだと思われます。


変則的なドス攻撃

真島の兄さんの真骨頂といえばドスによる攻撃です。
激しく動きながらドスを宙で離し、素早くもう片方の手に持ち変えて攻撃。宙に舞うドスを正確に捉えることができます。

真島の兄さんの過去を描いた『龍が如く0』でも、すでに変則的なドス捌きを会得しています。
ドス装備時のヒートアクションではドスを手放し、柄の部分を蹴って相手に突き刺すという奇襲じみたものです。


兄さん愛用の『鬼炎のドス』

真島の兄さんが使用するドスには『鬼炎(きめら)』と銘打たれています。
このドスは「ある刀匠が業界内で絶対に彫ってはならないとされる銘、"鬼炎"を彫り、その後このドスを使って動機不明の自害を遂げた」という、かなりオカルトな経緯を持つドスです。
真島の兄さんは『0』の頃から鬼炎のドスを使用しています。つまり作中の時系列的にはこの曰くつきなドスを25年以上も愛用し続けている事に。
真島の兄さんの常軌を逸したスピードは鬼炎のドスの呪いによるものなのかも知れません。


まとめ

改めて各タイトルの真島の兄さんを振り替えると、スピードが強調されている事に気付きます。小柄で痩せ型であり、素早さが特徴のキャラです。
龍が如く公式のスピードキャラは秋山ですが、真島の兄さんも負けていません。

兄弟分の冴島がパワータイプなのも、性能的に対になっているようで良いですね。