戦国無双5にハマっています。
シリーズのリブート作品らしく、キャラの大半が新グラフィックに。
シリーズものでキャラ造形を変えるのはかなりの冒険です。この判断に踏みきったのはスゴい。私は『4』から入った新参者なので、新デザインの武将達にも違和感少なめで楽しめています。
……しかしですよ、上杉謙信だけはどうにも納得行かない。前の方が絶対に良かったと思ってしまいます。
上杉謙信の人物像が合わない……
https://www.gamecity.ne.jp/sengoku5/character/character06.html
上杉謙信のキャラも一新され、前作では固い話し方が特徴的な猛将……というキャラでしたが、今作の謙信公はテンションが高い。前作の直江兼続を思わせる性格です。
今作ではいくつかのステージで途中参戦し、敵援軍となります。この途中参戦というのがくせ者。
初めはともかく、周回する度に「謙信、推参!」とテンション高めで参戦されると、だんだん「ウゼぇ……」となってきます。謙信好きな人には申し訳ないのですが……。
『4』の頃の性格で「謙信、推参……」と、重厚かつ威厳溢れる口調で参戦してくれたらまだ良いです。むしろ「あの謙信が来たのか……!」と、気合いを入れ直せる。フンドシを絞め直して戦に当たる気になれるというもの。
『5』のハイテンション謙信だと、まるで戦いに水を差されたような気分に。「越後に帰って酒でも飲んでろッ!!」と叫びたくなります。
前作『戦国無双4』の上杉謙信が格好良すぎて、今作には違和感あり
というか、個人的にはシンプルに前作の上杉謙信が好きでした。だから『5』の謙信は受け付けないのかも。
『4』の謙信は本当に格好良い。辞世の句を漢文で読んだ逸話から、話し口調まで漢文のようなテイスト。そこが独特で好きだったので、『5』の現代口調に近い話し方には違和感が大きいです。難しくて分からないと他キャラに突っ込まれるギャグ的な流れも秀逸。
なにより上杉家武将との絡みが素晴らしいかった。
前作で北条三郎(景虎)が、北条家から上杉の養子になるイベントがありましたよね。家族に捨てられたと絶望し自害しようとする三郎に、「お前は私達の家族だ(意訳)」と言い自害を踏みとどまらせる所。あれは格好良い。
私なら、謙信にこう言って貰えたら実家の事なんかすぐに忘れて謙信公に心酔します。
その他、景勝と景虎を見守る謙信や、綾御前のマズ飯を食べる景虎を見て慌てて止めようとするシーンなど、前作では上杉謙信のイベントは印象深いものが多かった。
特に綾御前のメシマズイベントは、さすがの謙信も焦る時はあるんだなー……と笑わせてもらった。
こうした思い出があるせいか、今作の上杉謙信は首を傾げざるを得ません。どうしたの謙信様……。
あのハイテンションっぷりは、絶対に日本酒なんか飲まない。コンビニの駐車場でストロングゼロ飲んで騒いでいるタイプ。静かに日本酒を味わうタイプの謙信様に帰って来てほしい……(当時は日本酒というよりドブロクでしょうか)
もちろん私の個人的意見なので、「今回の方が好き!」という人もいると思います。今作は堅城演武で、無双演舞だけでは分からない武将の内面を知れるイベントを見られます。
上杉謙信のイベントはまだ見ていないので、それを見れば魅力や格好良さに気づけるかも。
『5』はステージのクリア評価やキャラ毎のレベルに加え、" 武器熟練度"というものもあります。どの武将も全ての武器を装備可能なので、デフォルトの武器以外の熟練度もMAXに上げようとすればかなり長く楽しめます。
それくらい長期プレイすれば新しい上杉謙信の魅力にも気が付けるかも……。
という事で、まずは上杉謙信のイベントを見るため、今日も『戦国無双5』に励みます。私たちの戦国時代に終わりはない。